高校受験の模試の判定!志望校を変えるためにあるんじゃない!

テストで100点を取った女の子

模試は一喜一憂するためのものじゃない!

高校受験の模試の判定結果が悪く、がっくり落ち込んでしまった受験生のあなた!

「これじゃあ、志望校を下げるしかない」と思い詰めたりしていませんか。

そうだとしたらちょっと待った!
模試は「A判定だ!」「努力圏だった…」と判定結果に一喜一憂するためのものではありません。

模試は受けた時のあなたの学習状況を数値としてデータ分析したものですね。
データはあくまでデータとして客観的に内容を見て活用することが得策です。


1.志望校判定は何のためにあるのか

みなさんのもとに模試の結果が返ってきたと想像してみてください。

「模試の結果」と聞いてあなたは次のどちらの気持ちになりそうでしょうか?

A.志望校判定が良かった(悪かった)ので、気合いが入ってますます勉強する
B.志望校判定が悪かったので、受験勉強に消極的になり志望校を下げる

Aなら良いですが、Bだったら、模試はあなたの受験勉強にとってマイナスのものです。

模試を受けて、そのたびごとに志望校のレベルを下げていては、模試があなたの志望校を決めていることになりませんか。

それって本当に志望校って言えるのでしょうか。
あなたが行く学校はあなた自身でぜひ決めましょう。

志望校判定はあくまで模試を受けた時点の成績データです。
模試は実際の志望校の入学試験ではありませんね。

ですから、あくまで参考データでしかありません。
志望校はその名の通り自分が行きたい学校のことです。

模試が決めてくれるのは、あなたの成績データと偏差値が合っている学校に過ぎません。

学校とあなたとの相性を見るのは、成績という数値だけではないはずです。
校風や進学実績など本来志望校を決める理由はもっと別のところにあるはずです。

入試面接で志望理由を聞かれて「はい、御校なら私の成績で受かりそうだったからです」などとは絶対言いませんよね。
それに模試で志望校記入欄に書いた高校を、全員が必ず受験するなんてことはあり得ませんね。

あなたもそうかもしれませんが、模試では志望校は複数記入できますから、とりあえず空白を埋めるために書いているだけの高校もありますよね。
本番当日にはその高校を受けない人も相当いるわけです。

そういうことも踏まえて考えれば、志望校の合格可能性判定は「可能性」であって、確実に決定した数値ではないということをあらためて理解しておきましょう。

2.模試の成績が上がらない人の特徴

「模試の成績がなかなか上がらない人の特徴」を見ていきながら

模試の成績アップをするためには何をどう変えていったら良いのか考えて行きましょう。

模試の成績が上がらない人の特徴
①模試の復習をしない
②模試を受け続けない

①模試の復習をしない

模試を受けても復習しないのなら、あなたはせっかく受けた模試をあまり活用できていません。

模試と高校入試本番の関係は、部活の練習試合と公式戦の関係のようなものだと考えてみてください。
あなたが所属する部活動では、練習試合の後、しっかり「ふり返り」をしていますか。

「勝った」「負けた」だけで終わりにしていませんか。

練習試合の次の日「じゃあ、今日も張り切っていこう!」とか
「うちのチームは、弱小だからもっと練習しよう!」と
以前と同じ練習を試合前と変わらず始めていませんか。

試合に勝っていくには、実際の試合経験からしか身につかないものがありますね。
練習試合はまさにそれを身につけるのが目的です。

試合をふり返る時間をつくって、次の試合に向けて練習メニュ-を組み直すことが次で勝つ力につながります。
模試を受けた後もこれと同じように「ふり返り」をしましょう。

たとえば、数学の最後の証明問題ばかりに時間を使っていた。
見直しをすれば正解していた他の問題を間違えた。

今度から見直しをする時間を確保しようというように模試を受けたら、「ふり返り」をして克服ポイントをあげ、それを一つずつ克服していきましょう!

②模試を受け続けない

模試は、受けた時の自分の学力を客観的に見るためにあります。

これは1回すれば良いものではありません。複数回模試を受けて、成績データの「変化」を見ることが大事です。

あなたは「植物の観察日記」をつけたことがありますか。
そのとき、日記をつけるのは面倒だと思いませんでしたか。

あれは実は、受験勉強をする自分自身を観察するための特訓だったのです!
それは冗談ですが、考え方や方法は、そんなに違ってはいません。

たとえば、観察の変化は「新しく4枚目の葉が出てきた」とか
「つぼみの大きさは以前と変わっていない」など観察日記には書いていきますね。

模試でも同じように自分の変化を見ていくためには、継続して受けて結果を見ていく必要がありますよね。

観察日記で、つるの長さの変化を見てみたとしてください。
5日前からつるが良く伸びるようになったけれど、なぜだろうとあなたは日記を見直してみました。
すると5日前から、置き場所を以前よりも日が当たる場所に変えたことが分かったとしてください。

このように「何をしたら成長できたか」の理由が分かれば、それ以降も同じ取り組みをして、より植物を成長させることができるでしょう。

模試でも、今回、数学で初めて「80点を超えた」と分かったとします。
そうしたら「何をしたら成長できたか」の理由を探るのです。
今回の模試では「以前までしていなかった確かめ算をする時間があったから」だとか
以前苦手だった空間図形の問題を夏休み中、徹底的にやって克服したから」だと分かったら

今後成績アップするには同じような取り組みをすれば良いと応用できますね。

こんなふうに模試では「変化」を見るのです。そうすれば、今後の模試の成績もアップします。

3.まとめ

模試はただ受けて志望校判定を見て終わりというものではありません。

しっかりと自分の身になるよう結果を分析する時間をつくるようにしましょう。

①志望校の合格可能性判定は、決定された数値ではないと考えよう。
②模試を受けた後は中身をふり返って復習しよう。
③変化を見るために、模試は継続して受けよう。

最終的な合格ラインの見極めはとても難しいもの。
一人で成績を気にしすぎて、落ち込んだり、スランプになったりするのは時間がもったいないです。
これまでも多くの中学生を見てきた教育のプロでの先生たちに相談して、なるべく客観的に判断しましょう。

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