高校受験対策に有利!英語の勉強法1

笑顔で勉強する女の子

参考書・塾を選ぶポイント

高校受験対策の英語の勉強は、どんな参考書を使えばいいでしょう?
どんな塾に通えばが英語の成績をよくなるだろうかと悩んでいる人。
ぜひ読んでみてください。

1.参考書の選び方

はっきり言って、塾に通うのであれば参考書は不要です。
塾で使う教材はたいてい各単元の最初のページにその単元の文法的な説明やよく出る熟語などが分かりやすくまとめられており、そこをしっかり学習すれば十分です。

英和辞典、学校の教科書、学校の問題習(ワーク)、塾のテキスト、塾のワークと少なくとも今、あなたは5冊以上の英語に関する冊子を持っているはずです。
場合によってはそこに単語練習帳なども加わりますよね。

これ以上、何か増やしたいですか?
テキストやワークの説明部分を読み、そこを100%理解できるようするのが現実的です。

もしもそれで説明が足りず、わからないところがあったり、新たな疑問が湧いてきてその答えがテキストではみつからなかったりするもしれません。
そんな場合は、塾の(学校の)先生に質問すればよいのです。

ただし、本当に英語が好きで、英語についての知識を深めたいという人がいるかもしれません。
多くはないかもしれませんが、きっといます。

そういう人は、参考書を手にするのも悪くはありませんが、その前におすすめしたいのは、中学生向けの英和辞典を参考書代わりにすることです。

ベネッセや三省堂、小学館、学研など、いわゆる学習系の大手出版社が出しているものなら、とりあえず間違いはありません。
書店で手に取り、自分にとって見やすいものを選べばよいですが、あえてポイントを挙げるならば、次のような感じでしょうか。

①収録語数が多いかどうかよりも、1語に対しての説明が豊富なもの
②類義語が載っていて、しかもその意味の違いが説明されているもの
③前置詞などはイラストなどで視覚的にも説明できているもの

①と②は多分に意味合いが重なりますが、「読みもの」として楽しいかどうかはその辞書に愛着を持てるかどうかに影響します。

その際、いろいろと英語についての説明が豊富なものの方が、楽しいですよね。
「へー、そうなのか」と思うような部分が多いものを選びましょう。

「ライス」とカタカナで書くとわかりませんが、riceとliceは全然違う意味だ(詳しく知りたければ調べよう!)とか、フィンガーは「指」のことだがfingerは4本しかないのだ!(これも詳しく知りたければ調べよう!)といったおまけの知識があると面白いですよね。

②をもう少し細かく説明すると、例えばwillとbe going to は未来形を表す言葉として学習しますが、微妙にその意味合いが異なります。

「~すること」という表現は不定詞(to do)と動名詞(doing)がありますが、これも微妙に意味合いが異なります。

そういうことがしっかり書かれている辞書は、頼りになりますね。

ただ、①も②も中学校の定期テストや高校入試のレベルであれば出題されることはありません。

そういう意味では「余計な知識」とも言えます。

ですので、英語がそもそも苦手な人は、まずは必要な英単語のつづりや日本語の意味を覚えることに目を向けましょう。

③については、例えば、in,on,atの意味について、順に「~の中に」「~の上に」「~に」であると覚えることはできますが、本当にその違いを理解したとは言えません。

あえて訳せば全て「~に」で通じてしまうこの3つの前置詞は、次のような違いがあります。

・inは空間的に含まれているニュアンス
・onは平面的に接触しているニュアンス
・atは狭い一地点に存在するニュアンス

とここで文字だけで説明されるよりは、例えばこのように、図があれば理解度はぐんと上がります。

そのように、英語についての+αの要素が豊富な辞書を選んでみてはどうでしょうか。

繰り返しますが、これは英語が好きな子、英語が得意な子へのおすすめです。

2.英語が不得意な人には?

「辞書を使いこなせ」とか、「わからない単語は辞書で意味を調べるんだ」などと言われますよね。

でも、そもそも英語が苦手な人にとって、辞書は調べるべき英単語に行き着くまでがタイヘンではありませんか?

ABCDEFGとアルファベットの歌を頭の中で浮かべながら、目的の単語の頭文字のあるページを開いて、それから。

これが英語嫌いにさせる1つの原因です。

もちろん、辞書に慣れ、使いこなせるようになれれば一番よいのですが、その前にくじけてしまう人は多いです。

そこでおすすめなのが、学校の教科書専用の単語帳の活用です。

三省堂ニュークラウンの教科書に出てくる新出単語については、教科書と同じデザインの単語帳が発売されています。

少し小さいので持ち歩きもしやすく、2色になっていて、添付されている赤い透明シートを載せれば単語の意味が隠れて、単語テストもできる、という優れた冊子です。

先に、これ以上参考書は不要と言いましたが、これは例外です。

何よりも、辞書を使わずに教科書単語の意味がわかるのがメリットです。

教科書会社によっては用意されていない可能性もありますので、自分の学校の教科書について、調べてみてください。

あれば、活用しない手はありません。

3.塾の選び方

英語に限りませんが、まずよい塾かどうか最初に言えることはこれです。

あなたの英語力がどれくらいか、目標はどこにあるのか、どのあたりの高校、大学を目指したいのか

これを事前にしっかりときいてくれるかどうか。

現状と目標がはっきりしないと、よい授業が提供できませんよね。

ほとんどあなたのことを聞かずに、入塾の説明を始めるような塾(なんてそんなにないと思いますが)は、その時点で候補から外した方が無難です。

あなたの求めるものと、その塾が提供できるサービスとが違っていたら、入塾した後、お互いが不幸になるだけです。

その上で、どのようなテキストを使い、どのような授業をするのか、どんな宿題をだしているのか、などを丁寧に説明してくれるかどうかをチェックしてみましょう。

学校の授業に則しているのか、塾独自の進度で進むのか、あるいはそのバランスをしっかり取っているのかなど、気になるはずです。

そして、それはあなたの状況によっても変わってきます。

あなたはどのタイプでしょうか。

①学校の授業にぜんぜんついていけない。
②学校の授業は一応、わかる。でももっと英語を伸ばしたい。
③学校の授業は全く問題ない。難関私立と言われる高校を目指したい。

それぞれ状況に応じて、向いている塾が異なります。

①の人 → 教科書準拠の学習塾がおすすめ

一斉(集団)授業の塾であれば、同じ学校、同じ市内、区内の生徒が多く通う塾がよいです。
学校の進度に合わせた授業をしている可能性が高いからです。

あるいは、個別学習の塾。文字通り、あなたの弱点に応じた指導を受けることができます。

②の人 → 一斉(集団)授業の塾

塾独自のカリキュラムで授業を行っているところ。
学校のレベル以上の問題や英単語に触れることができ、英語の総合力が高まります。
ただ、定期テスト前にはその対策を行ってくれるところがよいでしょう。

③の人 → 難関校受験コースが設定されている塾、あるいは英語専門の塾

早稲田慶應といった私立難関校の入試過去問題に対応するだけの文法力、語彙力、長文読解力、英作文の力をつける必要があるため、学校のテスト対策などに時間を割いている場合ではありません(というか、そんなものは軽くクリアできてしまうぐらいの力は、あなたにあるはずです)。

場合によっては英検2級レベルの語彙力も身に付け、高校1年生レベルの文法も学べるようなカリキュラムかどうかを見てください。

近くにそうした塾がなければ、個別学習でハイレベルな英語指導ができる先生をリクエストするのもよいでしょう。

以上のことを塾長、あるいはその塾の先生がしっかり説明してくれるかどうか。

あくまでも理想ですが、十分に時間をかけて、このような話をしてくれるスタッフがいれば、その塾は安心です。

中1からなら3年間を預けるわけですから、何よりもその塾を日々運営するスタッフとの相性(的なもの)が合うかどうかは無視できませんよね。

面談の度に、「この先生、嫌いだわ~」と思うのはストレス以外の何ものでもありません。

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