
英語の勉強、どの塾がいい? どんな参考書を使えばいい?
英語の成績をもっと上げたい!でも、「どんな塾に通えばいい?」「どんな参考書を使えばいいの?」と迷っていませんか?
このページでは、そんな中学生と保護者の方に向けて、英語の勉強法と塾選びのヒントを紹介します。
1.参考書・補助教材は買った方がいい?
塾に通っているなら、参考書をたくさん買い足す必要はありません。なぜなら、塾のテキストにはすでに必要な内容がしっかり詰まっているからです。
塾に通っているならまずは教材を100%活用!
今あなたが持っている教材(例):
- 学校の教科書
- 学校の問題集(ワーク)
- 英和辞典
- 塾のテキスト
- 塾のワーク
- 単語帳(ある人も)
これだけあれば、十分すぎるほど。新しく本を買う前に、まずは塾や学校の教材の説明部分を100%理解することを目指しましょう。
それでも物足りないなら…辞書を参考書代わりに!
英語が好きでもっと深く学びたい人には、参考書代わりに「中学生向けの英和辞典」をおすすめします。
英和辞典を選ぶポイント:

「ライス」とカタカナで書くとわかりませんが、riceとliceは全然違う意味だ(詳しく知りたければ調べよう!)とか、フィンガーは「指」のことだがfingerは4本しかないのだ!(これも詳しく知りたければ調べよう!)といったおまけの知識があると面白いですよね。
こんな辞書は、「読むだけで楽しい!」と感じられるはず。ベネッセや三省堂、小学館、学研など、いわゆる学習系の大手出版社が出しているものを書店で手に取り、自分にとって読みやすいものを選びましょう。
塾に通わずに英語の力を伸ばしたいなら
塾に通わずに英語の成績を上げたいと思ったとき、大切なのは「自分の学力」と「学習タイプ」をしっかり知ることです。
塾に行かない分、自分に合った教材選びと、日々の勉強の積み重ねがカギになります。
●英語は「語学」―だからこそ毎日の積み重ねが大事
どの教科でも「毎日勉強すること」は大切ですが、英語は特にその性質上、毎日の習慣が学力を左右します。
単語を覚えたり、英文を読んだり、文法に触れたりする時間を、毎日少しずつでも確保することが大切です。
●まずは「手に取りやすい教材」を選ぼう
英語の勉強を継続するためには、「机に向かいやすい教材」を持っておくことがポイントです。
特に塾に通っていない場合は、学校の教科書に準拠した参考書や問題集がおすすめです。
内容が授業とリンクしているので、理解が深まりやすく、定期テストの対策にも直結します。
●少し先を見たいなら「興味の持てる教材」を
もし学校の授業よりも少し先の内容に挑戦したいなら、「自分が興味を持てそうな参考書」を書店で探してみましょう。
中学生向けでも読み物として楽しめる文法書や、ストーリー仕立てで読める長文問題集などもあります。
楽しく続けられる教材を選ぶことが、勉強を「やらなきゃ」から「やってみたい」に変えるきっかけになります。
●動画教材も活用しよう
最近では、塾に行かなくても、動画で学べる教材がたくさんあります。
- 通信講座のオンデマンド授業
- YouTubeなどの学習チャンネル
- 教科書の内容に沿った公式動画や予備校講師の解説動画
これらを使えば、まるで塾の授業を家で受けているような感覚で学べます。
特におすすめなのは、「関係代名詞が苦手」「三人称単数のsってなに?」というような、ピンポイントで苦手を解決したいときです。
ただし、動画は体系的に学ぶにはやや不向きなので、基本の学習は参考書・問題集で進め、動画は補助的に使うのが良いでしょう。
2. 英語が苦手なら手始めにコレ!
「辞書で調べろって言われても、それが難しいんだよ…」
そんな人も多いはず。調べたい単語のページを開くのが大変だったり、時間がかかったりすると、それだけでやる気がなくなってしまいますよね。
そんなときは、教科書対応の単語帳を使うのがオススメ!
教科書に対応した単語帳とは?
たとえば、三省堂の「ニュークラウン」教科書を使っている人には、同じデザインで作られた単語帳があります。
三省堂 ニュークラウン 完全準拠 英単語集 (1) (NEW CROWN English Series)
この単語帳の特徴:
- 小さくて持ち歩きやすい
- 赤シート付きでテストにも使える
- 単語の意味が辞書を開かずにすぐわかる!
「英語が苦手な人は、まずはこういった教科書準拠の単語帳で、教科書に出てくる単語を確実に覚えましょう!」
3. タイプ別の塾の選び方
もしこれから塾に行こうと考えているなら、塾選びはとても大事です。3年間通う可能性もあるので、最初にしっかり見極めましょう。
自分のタイプに合った塾を選ぼう!
あなたの状況によって、通うべき塾のタイプも変わります。
塾選びの3つのチェックポイント
塾に通うことは目標を達成するための手段です。生徒本人が、何を目標にしているのか、どうやって達成したいのかを明確にしてから塾の面談や体験授業などを受けてみてください。前提がしっかりしていると、塾を見る視点も変わってくるので、より取捨選択がしやすくなりますよ。
まとめ
英語の勉強は、**「何を使うか」より「どう使うか」**が大切です。
中学生のときに英語が苦手だったけど、大学受験のころには英語が得意科目になった生徒にどうやって勉強したのか聞いたことがあります。その生徒は「学校の副教材を3周した。わかりやすい動画を配信している先生が書いた本も3周した。」と言っていました。気に入った教材や学校のワークを「自分のものにした!」と言えるまでしっかり活用することが大事なのですね。
みなさんもぜひ、自分に合った勉強法を見つけてくださいね。
そして、塾選びは「合う・合わない」がとても大事。
気になる塾があれば、体験授業や面談で先生や教室の雰囲気を見てみるのがオススメです!