センター試験過去問対策!国語の勉強法

笑顔の高校生

センター試験国語の概要と注意点

まずは基礎的なことになりますが、センター試験の国語がどのような試験なのか、概要を確認したいと思います。

形式的には大問が4題です。
現代文が2題出題され、1題は評論、もう1題は小説です。
残りの2題は、古文と漢文が1題ずつの出題になります。

試験時間は80分、配点は大問1題が50点で、計200点満点です。

大問で4題と書きましたが、必ずしもすべての受験生が古文と漢文を必要とするわけではありません。

特に漢文は、国公立大学を志望する場合はほとんどの場合が必要となりますが、私立大学での利用の場合には不要なこともありますので、注意が必要です。
必要なのに対策をしなかった、または、必要ないのに時間をかけ過ぎた、などといったことがないようにしっかりと確認をしておくことを強くおすすめします。

1. 過去問を使った勉強-Step1-

さて、過去問で勉強していく上で、第一段階として慣れることに重点を置いてください。

当然、年度によって難易度にバラつきはありますが、どういう出題がされ、どのくらいのレベルなのかにまず慣れてください。
以下、分野ごとに気をつける点を見てゆきたいと思います。

[現代文]

現代文では、まず確実に違うと思える選択肢を切り捨て、2択まで絞れるようになることを心がけましょう。
そしてその上で、評論では本文に使われている言葉を言い換えて、なかなか確信を持って選べないようにしていることが多いので、そういう問題傾向に慣れて下さい。

正解の選択肢がなぜ正解になるのか、また、不正解の選択肢がなぜ不正解なのか、説明できるようにするのが理想です。
小説では時間経過を意識しながら解き進めてゆくことが大事なことが多いです。

冒頭の説明文にも多くのヒントがあるので、しっかりと読む癖を付けましょう。

[古文・漢文]

古文では、単語や文法の知識を付けてゆくことが重要であることは当たり前ですが、センター試験の場合には、注釈や選択肢を利用して、内容が把握できることもよくあります。

基礎の軽視はいけませんが、そういう解き方に慣れるのも大事なことだと思います。
漢文は、センター試験でしか使わない人は、単語や句形を覚えたら、ひたすら過去問演習で大丈夫です。

そして漢文を説く時には音を大切にしながら解くことが大事です。
音読ができるようになることを目指しましょう。

2. 過去問を使った勉強法-Step2-

そして、センター試験の問題に慣れることができたら、第二段階です。

次は時間を意識して解くようにしてください。
冒頭にも書きましたが、センター試験の制限時間は80分です。

最初の評論に時間がかかりすぎて、最後の漢文は時間がなくてできなかった・・・。
ということを良く聞きます。
大体の目安ですが、評論と小説は各22・23分、古文は20分、漢文は15分程度が一般的でしょうか。

そして、制限時間内に解く練習をする中で、解答する順番も模索するといいと思います。
時間があるうちに古文と漢文を早めに仕上げて、評論にじっくりと時間をかけて取り組む。など、自分の力が最大限発揮できる解答の順番を確立して欲しいと思います。

さらに、時間配分を意識しながら問題を解く段階になったら、必ずマークシートを使って本番に近い雰囲気で練習するようにしましょう。
形式に慣れることで、試験当日落ち着いて取り組むことができます。

3. 最後に

さて、最後になりますが、赤本にせよ黒本にせよかなり厚みがあるので使いにくいという難点があります。

使いやすさの点からも、2回目に使用することを考えても、過去問を解くときには、コピーやパソコンから印刷した方が良いと思います。
ただ、お金がかかるのでこればかりは強制はできませんが・・・

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