東大に行く人は1日どれくらい勉強しているのか?

東京大学に合格する受験生はいったいどこが他の人と違うのでしょう。
そもそも、頭のできが違うのか。
いや、食べているものが違うんだろう、などと、憶測や興味がつきません。

こんな疑問を解き明かすため、今回は東大合格者に共通する要素は何か、出身校、勉強内容、勉強時間などの切り口で取り上げて見ていきたいと思います。

まず、東大に合格するような受験生に共通するイメージとして、睡眠時間を削ってまで猛勉強している、という姿が思い浮かびますよね。
実際のところ、どれくらい勉強しているのでしょうか。

(※)ある予備校のアンケート結果では、東大合格者の1日の勉強時間は高3で10~12時間という人がほとんどだったようです。(※結果の出所を明記したい)
受験生全体の平均は1日10時間強だと言われていますので、東大受験生だからと言って特別に多いというわけではありませんね。

それでは何が違うのでしょうか?次の観点で見ていきます。

1.東大合格者数トップ10は私国立中高一貫校
2.カリキュラムの差
3.意識の差
4.時間の差
5.結論

1. 東大合格者数トップ10は私国立中高一貫校

実は東大合格者の多くが、私国立中高一貫校に通っているのが現実です。
2019年の東大合格者を見ても、その事実は明らかです。

2019年 東大合格者トップ10の高校
1位 開成高校
2位 筑波大学附属駒場高校
3位 麻布高校
4位 聖光学院高校
5位 灘高校
6位 渋谷教育学園幕張高校
7位 桜蔭高校
8位 駒場東邦高校
9位 栄光学園高校
10位 久留米大附設高校

このように、上位10校が全て私国立の中高一貫校となっているのです。
なぜこういった結果になるのでしょう。
これらの中高一貫校と公立校とではカリキュラムに大きな違いがあるのです。

2.カリキュラムの差

私国立中高一貫校が強い一番の理由はカリキュラムです。

私国立中高一貫校は、中学の頃から先取り学習ができています。
そのため、中学のうちから高校の学習を進めて、本来は高3で学習する内容を高2時に終わらせます。
そして、高3時には徹底して受験対策の授業に充てるのです。
一方で公立はトップ校でも受験対策に充てられるのは高3になってからです。
この結果、丸1年分の勉強量の差が生まれていると言って良いでしょう。

3.意識の差

周囲の環境が人に与える影響は計り知れません。

周りの全員が東大・国公立医学部を目指すような場所にいれば大体の人が自分も行こうと思うようになってきます。

東大を目指す一番の壁として、科目数が多いことをあげる人がいます。

「東大を目指したいけれど、日本史と世界史、どちらも受験しないといけないのか」
「文系の2次試験なのに、数学を勉強しないといけないのか」
といって、あきらめる人がいます。

しかし、東大合格実績の多い高校の生徒のほとんどが、センター試験の5教科7科目、2次試験の4教科5科目は普通だと思っています。

2次試験の4教科5科目が多いのではなく、3教科3科目の方を「少ないなぁ」と感じること、つまり4教科5科目が当たり前と思えるような意識が大事になってきます。

4.時間の差

中高一貫校は、早いところで部活動が高2の秋には終わります。
部活が終われば当然受験対策に入るわけですから、早い人は高2の10月には1日10時間以上の受験勉強を開始することになります。

この記事のはじめに東大合格者と他の大学受験生とで勉強時間はさほど変わらないと書きましたが、それは高3時のことです。上記の通り、高2から比較すれば受験勉強の時間の差は明らかに多いことがわかります。

また、中高一貫校は選択科目(受講するかどうかを選択できる授業)が多い傾向があります。受験に必要な授業だけ選択し、それ以外の時間は自学習に当てたり、予備校に行ったりすることが可能なのです。

5.結論

このように見てくれば、1つの結論にたどり着きます。

「東大に行きたいのであれば、とにかく早く勉強を始めるべし」

特に公立高校に通っている人で、部活動が3年生の夏まであるのならば(秋まで続く人はなおさら)、1年生のときから「絶対に東大に行く!」という意志を持ち、勉強時間の確保を優先した日々のスケジュールを立てましょう。

高校受験が終わって1年以上気を抜いていると、あっという間に差がついて埋められなくなってしまいます。
周りで3教科受験をする人がいても、それには流されずに4教科5科目で受験するのが当たり前だと思って受験対策をしましょう。

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