センター試験過去問対策!英語の勉強法

考える高校生

センターまであと○○日!

すでにこのような掲示をしている予備校・学習塾があるかもしれません。
このような掲示を見ると、我々も気が引き締まる思いですが、受験生たちはより気持ちが引き締まることでしょう。

ですが、このような掲示を見て焦っていまからセンター試験の対策をする必要はありません。
センター対策をスタートするタイミングを間違えてしまうと、最悪の場合、すべて失敗してしまうことがあります。

今回は、Qゼミで指導しているセンター試験の対策や勉強法を紹介します。

1.まず戦うには敵を知ること

実際のセンター試験の英語はどのような問題が出題されているのでしょうか?

配点は筆記が200点満点、リスニングが50点満点です。
2017年度の筆記は、第1問で発音・アクセント、第2問で文法問題、第3問~第6問が読解問題となっています。

配点は、第1問が14点、第2問が44点、第3問~第6問で142点となっています。

この配点を見れば一目瞭然ですが、読解問題でいかに得点を取るかが高得点獲得のカギとなることがわかります。

2.基礎=語彙・文法の反復

1.で読解問題で得点を取ることが高得点のカギと述べましたが、では、読解問題で高得点を取るにはどうしたらいいのでしょうか?

受験生の中には、いきなり読解問題をひたすら解く人もいます。
ですが、語彙と文法がきちんと出来ていないと文章は読めません。

したがって、まずは語彙を増やすことと文法を暗記することが必要となります。
センター試験で必要な語彙数は4000語や5000語とも言われますが、実際は中学校3年間ですでに覚えている単語も含まれます。

また、動詞や形容詞などの変化形や派生語なども含まれています。
これらを除くと、センター試験のために新たに暗記すべき語彙数は約1500語程度です。
この1500語を暗記することになりますが、中には単語や熟語を書いて覚えている受験生がいると思います。

ですが、書いて覚えることは非常に時間がかかるので、1日に覚えられる単語数は限られてしまいます。
したがって、単語を暗記する際はまずは見て覚えることです。

1冊の単語帳を3周してそれでも覚えられないものは4周目以降で書いて覚えるようにしましょう。
単語帳はセンター試験に限れば1冊で十分です。

1冊の単語帳を何度も周回してください。
文法についても同じで、何冊も問題集を解く必要はありません。

同じ問題集を何周も解くようにしましょう。

3.読解問題はまず精読、それから速読

読解問題は大問が4問もあります。受験生は時間との勝負となります。

速読力が求められますが、まずは精読ができないと速読は出来ません。
文法の問題集や読解の問題集を解く時に、常に句・節やSVOCMの判別をして実際に問題に書くようにしましょう。

速読はこの判別ができてからです。

4.色々なジャンルの読解問題を解く

2017年度のセンター試験は前年度と比較して、傾向は一切変わりませんでした。

第3問~6問それぞれ特徴がある読解問題です。

第3問  A 対話文中の空所補充   B 不要な文の選択  C 意見内容の要約
第4問  A 図表を使った説明文読解 B 説明文書などの読み取り
第5問  物語文の読解
第6問  説明文の読解

このような特徴がありますので、問題集で色々なジャンルの読解問題を解きましょう。

5.過去問を解く

ここまで語彙・文法問題・読解問題と分けて述べてきましたが、これらの問題がすべてそろっているのは過去問ですよね。

これはセンター試験だけはなく、国公立の2次試験や私大の試験でも同様ですが、過去問はいくら解いてもいいです。

ただし、冒頭でも述べましたが、過去問を解き始める時期には注意が必要です。
2.~4.の勉強内容を踏まえてから過去問演習を行ってください。

具体的には、8月か9月までに2.~4.の内容を固めて、9月か10月から過去問演習をスタートするようにしましょう。
この時期から始められれば、問題数も多く解けますし問題の解き直しも十分できるでしょう。

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