おすすめ!国語の勉強法【大学受験編】

授業中の高校生

読むための語彙力と読解のルール

国語という科目は問題の性質上、勉強の成果が見えにくい科目に思われがちです。
私も高校生と接していて「日本語だから授業を受けてもあまり意味がない」という声を聞きます。

実は読解力がある人は語彙力が多いだけではなく、正しく読む術を知っているということが言えます。
「読む」と「正しく読む」は全く別のものです。

読書は自分の中で意味が解釈できれば問題ないですが、それが論理的に正しく読むにはスキルが必要です。
そのための勉強が現代文の読解になります。

また、古典の学習においてはふだん自分が使っていない言語を扱うという意味では英語と同じです。
それなのに、英語では語彙力や文法力を強化するのに多くの時間を割くのに対し、古典では文章の流れで大意を汲み取り乗り切ろうという受験生が多いかと思います。

国語の力を伸ばしていくには正しく読むための語彙力と読解のルールを学んでいく必要があります。

1.国語が苦手な人の特徴

まず現代文ですが、苦手な人の特徴は、得点や偏差値が安定していない原因を突き止められていないことです。

語彙力が不足していたり、先入観で文章を読んでいたり(論理的・客観的な読解ができていない)…と原因はさまざまです。
そして、共通していることは復習ができていないことです。

正解かどうかを確認しただけで満足してしまうのか、なぜ間違えたのかという原因をしっかりと考え直さない傾向が見られます。
現代文が苦手な人は文章に書かれている内容が解答になると考えています。

しかし、実際は解答を出すまでのプロセスが存在します。
そのプロセスを理解して、そのプロセスで解答できるように繰り返し確認する必要があります。

次に古典が苦手な人の多くにある特徴ですが、「声に出してスラスラ読めない」ということです。
古典は短歌や俳句に限らず、多くの文章がリズムが良く、気持ちの良いテンポで読めるように書かれています。

そうできないのは、語彙力がないために単語の切れ目が分からない、文法力が欠如しているので用言の活用などが理解できていないことが原因と言えます。
ですので、まず古典は声に出して読んでみること。

そして、つっかえてしまう箇所がどういう単語で、どう読めばいいのかを重点的に確認しましょう。

2.おすすめの勉強法

現代文の得点力を高めるには、語彙力はあるに越したことはありません。

論説文では日常会話ではあまり使わない、難しい言葉が使われます。
現代文の用語集を利用して語彙をふやしておきましょう。

電車の中やちょっとした空き時間に少しずつやっておくとよいでしょう。
文章読解の演習については、やみくもに数をこなせばよいというものではありません。

良質な問題をじっくり読み込み、設問もよく考え、回答しましょう。
同じ問題を繰り返し解くのも効果があります。

記述の対策については、文章要約の練習から始めましょう。
要約は論旨の理解を深めることができ、本文を引用しながら書きますので、正しい文章を書くことに慣れることができます。

古典はまず、文法の定着を図りましょう。
高3になるまでに単語力も身につけておけば問題なく受験はクリアできるようになります。

3.問題集・参考書の選び方

現代文の問題集を選ぶポイントは「難しすぎないものを選ぶ」ということです。

各予備校が実施する模試で、偏差値60に満たない生徒の場合は、基礎的な問題集を選ぶとよいでしょう。
解説が各設問のに書かれているだけでなく、本文の読み方がビジュアルを活用し見やすく説明されているものがおすすめです。

特に自学習で進める場合はとても役に立ちます。
センター試験向けのマークシート型の問題集と一般入試向けの問題集、それぞれを準備するとよいでしょう。

漢字については、大手予備校や有名な学習系の出版社が出している大学入試向けの問題集ならどれでもよいでしょう。
むしろやり方の方が重要で、コツコツと継続して練習していきましょう。

現役高校生で、学校で指定されたものあるいは配られている問題集がある場合は、それで十分です。
むしろ、授業で定期的にテストをすると思いますので、学習が進めやすいと思います。

古典の問題集は、1冊を仕上げることが大切です。
あまり量が多いとやり切ることができないので、ページ数の多くないものを選びましょう。

目安としては100ページ以内のものがよいと思います。

ただし、解説は充実している必要がありますので、全訳はもちろん、各設問の解説に多くの分量が割かれているものを選びましょう。
それを短期集中で仕上げましょう。

文法の参考書は学校で配られることが多いですが、問題集はあまり持っている生徒は多くないようです。

自分で準備しましょう。
古文の単語帳は大手予備校や有名な学習系の出版社が出している大学入試向けの単語集ならどれでもよいでしょう。

漢字と同様、継続することが一番です。
早めにスタートして高3夏休みが終わるまでに仕上げておきましょう。

4.塾の選び方

日頃受けている現代文の授業があまり役に立っていないと思う生徒がいるとすれば、それは今まで「現代文はきちんとしたルールに則った学問である」ということを教えられていないからです。

現代文は非常に体系的な学問で、解答に至るまでのプロセスが明確だということを知りましょう。
現代文という学問を、正解を本文から探す単なる作業であると認識している限り、いつまで経っても成績は伸びません。

それをわかった上で、それぞれの塾の授業でどんなプロセスで問題を解き進めてくのかを体験してみてください。
個人によって読解法には多少の向き不向きがありますので、いろいろな先生の講義を体験されるのをおすすめします。

古典の授業を選ぶポイントは、自分に合ったレベルの授業が行われているかどうか、です。
文法や単語の理解力がどのくらいかによって、授業での説明の深さ、広さ、丁寧さが異なります。

一つ一つの知識を丁寧にゆっくり説明する授業と、全体の流れをつかみつつポイントだけを説明するような授業とでは受講対象者に求められるレベルが異なります。
したがって、さまざまな講義の中から自分にあった講義を選べる塾がよいでしょう。

くれぐれも「わかったつもり」で安心しないようにしてください。

5.受験までに特におさえておきたいポイント

高3の夏休みぐらいから自分の受験する大学の問題の形式を確認しておきましょう。

記述の分量や問題数によって勉強の内容が変わってきます。
また、学部によっては出題される文章のジャンルに偏りがある大学もあります。

古文や漢文の出題量も大学により大きく異なります。
さらに、文学史や古文常識など少ない勉強量で得点になる問題もありますので過去問の傾向分析はしっかりおこないましょう。

6.まとめ

国語は点数にバラつきがあり、勉強しても学力UPになかなか結びつかないというイメージがありますが、新たな知識の習得が他の科目に比べて少ないので学習の仕方によっては得意にしやすい科目です。

先入観を捨てて学習に取り組んでいきましょう。

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