光化学スモッグは、どうして発生するの?また、実際人体にどのような影響を及ぼすの?((=-=)/さん)

光化学スモック

夏の都会で、風が弱い天気の良い日に、「光化学スモッグ警報」が出されることがあります。このことから、大気の汚れと日光が関係していることが想像されます。

実際、その原因となるのは、工場や車の排気ガスにふくまれる窒素酸化物などです。
これらに、強い日光があたると、日光にふくまれる紫外線(Q11.を見てみよう)のはたらきで、オゾンやアルデヒドといった人体に有害なガスが発生します。

特に風が弱い日などには、これらのガスが都市部の空気中にたまりさまざまな症状を引きおこします。新築の家に住んでいる人が、めまい、はき気、頭痛、などをおこす「シックハウス症候群」という病気がありますが、建築材にふくまれるアルデヒドがこの病気の原因のひとつと考えられています。オゾンは、地球のまわりをオゾン層という形でとりまき、有害な紫外線から生物を守っているという良い面を持つ一方で、オゾン自体は有毒な気体なので空気中にあると、目がチカチカしたり、のどが痛んだり、息が苦しくなったりします。

大昔、生物が陸に上がることができたのは、日光がオゾン層をつくり出したためなのですが、その日光が生物に有害な「光化学スモッグ」の原因になっているのにはちょっと皮肉なかんじがしますね。

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