色のついた気体はあるのですか?気体に色ってつけられないのですか?(たこぞうさん)

空にかかる虹にはいろいろな色が見えます。

これは、日光の中にさまざまな色の光がふくまれていて、それらの光をべつべつに見ているためです。

虹が見えやすいのは雨上あがりの後などで、空気中に水分が多いときです。
空気中にうかぶ水のつぶの中を日光が通るとき、色によってちがう方向に曲げられます。
(くっ折といいます)

植物の葉は緑色に見えますが、これも日光にふくまれる色のうち緑の光だけが葉の表面ではね返されるからです。
(反しゃといいます)

このとき緑以外の光はすべて葉の表面に吸収されてしまいます。

色のついた気体としては、プールの消毒に使われる塩素があり、黄緑色をしています。
塩素をつくる目に見えない小さなつぶ(分子といいます)には黄緑以外の光を吸収する性質があります。
すると、いろいろな色のうち、吸収されずに残った黄緑色だけが見えるというわけです。

ところで空気にふくまれるちっ素やさん素などはとう明な気体です。
しかし昼間は空が青く見え、夕焼やけは赤く見えたりします。
実はこれにも、ちっ素やさん素の分子が関係しています。
Q01.Q29.の説明も見てみよう。)

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