どうして、風は、吹くのですか?(?さん)

風車

風というのは空気が動いていくことですね。
空気は分子という小さなつぶが集まってできていますが、その集まり方にはむらがあります。 空気が多くて、つぶがつまっているところを高気圧、反対に、空気が少なくて、つぶがスカスカのところを低気圧といいます。

ここで、コップの中に水を入れ、勢勢いよく机の上に置置いたときのことを考えてみましょう。 初めは水面のあちこちが動いていますが、やがて平らになりますね。
これは、コップの中の水は重力に引っぱられて下に移動しようとしますが、 水面が机と平行になったときが、水の位置が低く、もっとも安定した状態状態になるからです。

これと同じように、空気のつぶの数にむらがあるときは、多いところ【高気圧】から少ないところ【低気圧】に空気のつぶが移動していきます。
このようにして風が吹くわけです。

では、どういうときに、空気のつぶの数にむらができる(気圧が場所によってちがう)のでしょう? もっとも大きいのは、気温の影響です。 例えば、気温が高い場所では、空気はあたためられてふくらみます。
(空気にかぎらず、物質はあたためられるとふくらんで大きくなります)
そして、ふくらんだ空気は、まわりの空気よりも軽くなって上昇します。
こうして低気圧の状態ができるわけです。

このように、地球上では、どこでも気圧は一定ではなく、つねに変化しています。 そしてその結果、空気はいつも移動する、つまり、いつもどこかで風が吹いていることになるのです。

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