理科の質問箱
地球はどうやってできた?46億年前の誕生から月の起源までわかりやすく解説
地球はどうやってできたか?(?くん)
宇宙は水素とヘリウムの「ガス」でできている
宇宙はビッグバンではじまり、今でもどんどん広がっています。
(「ビッグバンが起きる前の宇宙は、どうなっていたのですか?」をみてみよう)
宇宙が真空状態(物質がなにもない状態)であるということは、すでに知っている人も多いでしょう。しかし実際には、星と星の間に何もないわけではなく、星間ガス(おもに水素とヘリウムといった原子)とよばれる小さなつぶがただよっています。
星が生まれるしくみ
このガスにはこい場所とうすい場所とがあり、特にこい場所ではガスのつぶがたがいに引き合って大きなかたまりになっていきます。このガスのかたまりは回転しているので、円盤のように横に広がった形になります。
そして、ガスのこい中心部分の温度が高くなると、やがて星が誕生します。
太陽系の誕生と「微惑星」
太陽も同じようにして生まれましたが、そのまわりにはまだガスが残っていました。
その残りのガスの中でも小さなつぶがくっつきあって、かたまり(微惑星といいます)ができます。そしてこの微惑星どうしがおたがいの引力により合体したり衝突することで地球も生まれました。約46億年前にできた地球の空気は、水蒸気と二酸化炭素がほとんどです。
「マグマの海」から「海」ができるまで

地上には、微惑星がどんどん落ちていましたが、その衝突エネルギーが熱にかわり、表面は「マグマの海」になりました。
やがて微惑星の衝突がおさまると、地球全体の温度も下がり、空気中の水蒸気は雨となって降り出しました。
このようにして「生命の源」である海ができたわけです。
地球と一緒に生まれた「月」の秘密

地球ができていくのと同じ頃、もう一つ大きな出来事が起きました。「月」の誕生です。
地球がほぼ今の大きさまで育った頃、火星ほどの大きさをもつ天体(テイアと呼ばれています)が、できたばかりの地球に衝突したと考えられています。このとき飛び散った岩石やちりが、地球のまわりに集まって一つにまとまり、月になったとされています。これは「ジャイアント・インパクト説」と呼ばれ、現在もっとも有力な月の誕生の説です。
月は地球のすぐそばで生まれたため、地球と月には似た成分の岩石が見つかっており、この説を裏づける手がかりの一つになっています。
※国立科学博物館のホームページの右上にある検索らんで「原始惑星系円盤」と入力して検索してみよう。惑星ができるようすを確かめることができます。