光の屈折率が左右同じなのはどうして? (バットベアーさん )

光の屈折

水面に光がななめにさしこむ場合を考えてみましょう。
光は水面のところで下の方に向かって曲がります。(これを屈折といいます)水の入ったコップにはしを入れると曲がって見えたり、プールの底が浅く見えたりするのもこの屈折が原因です。
ところで、このとき光が右ななめからきても左ななめからきても、水面での曲がり方には変わりがありません。これは、右ななめからさしこんだ光を反対側が見ると、左ななめからさしこんだ場合と同じになることを考えるとわかりますね。

このように、右と左を逆ぎゃくにしても光の曲がり方が変わらないことを「光の屈折には対称性がある」といいいます。いろいろな法則が対称性を持つことは、理科の基本といえます。
たとえば、ふり子を左右にふらし、そのようすをビデオ撮影した場合、このビデオをふつうに再生しても、 逆回に再生しても、どちらが正しく再生したものかは、区別がつきません。この場合には、ふり子の運動は「時間」について対称性があるといえます。

まずは資料請求・無料体験から

資料請求/無料体験フォーム