オーロラはどうしてできるのですか? (太郎くん)

オーロラ

太陽からは、光や熱のほかに電気を持った電子や陽子というつぶが出ています。(これを太陽風といいます) この電気をもったつぶが地球にふりそそぐと、上空の空気にぶつかって光が出ます。 オーロラができるこのしくみは、ビルの看板かんばんなどで光っているネオンと同じものです。 そうすると、オーロラは地球上のどこでも同じように見えそうなものですが、じっさいは、 北極や南極の近くまで行かないとよく見えません。

<南極のまわりのオーロラ>

それは、地球の持っている磁力のはたらきに関係があります。 地球は1日に1回のわりあいで回転しています。これを地球の自転といいましたね。

また、地球の北極のあたりは磁石のS極に、南極ふきんは磁石のN極になっているため、地球のまわりには「磁力線」(北極と南極を結ぶような線になります)というものであらわされる、目に見えない力が発生しています。 太陽から飛んできたつぶは電気をもっているため、この磁力線にじゃまをされて、地球にはなかなか近づけません。

ところが、北極や南極の上空では、磁力線を横切らずに地球に近づくことができるので電気をもったつぶが集中するのです。日本でも、北海道などで、たまにオーロラが観測されることがありますが、北の空がぼんやりと赤くなるていどです。 夜空にかかるカーテンのようなオーロラを見るためには、北極や南極の近くに行く必要があります。

また、そこまで行かなくても、東京の科学技術館(千代田区の北の丸公園にあります)に行けば、 人工オーロラ発生装置を見ることができます。 地球は12cmほどの大きさであらわされ、1億分の1の大きさでオーロラを体験することができるほか、 オーロラについていろいろなことが勉強できます。

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