焦りの元は「模試・勉強法・心構え」から

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 元田 

大船校チューターの元田です。11月を迎え、共通テストも迫りつつありますね。

Aさん「模試の点数が思うように伸びない……」
Bさん「今の教材や勉強の方法を続けていていいのか不安……」
Cさん「成長できているか分からない……」

自分なりに一生懸命勉強はしていても、このような「焦り」が消えずに困っている方も多いでしょう。
そこで今日は、受験生が直面する「焦り」への対処法を考えてみます。
北島さん、まずはAさんのような模試の成績による焦りにはどのように対処すればよいと思いますか?

 北島 

大船校チューターの北島です。
同じ大学を志望している受験生の中での立ち位置が如実に分かるので、確かに模試の結果には焦らされますよね。ただ、「点数」はそれほど気にするべきではないと思います。

 元田 

ただ各教科の点数で一喜一憂するのではなく、もっと他に大事な情報がある、ということでしょうか。

 北島 

はい。大事なのは全体の出来ではなく、「自分がどの分野・どのような問題で失点しがちなのか」「他の受験生よりも出来が悪かった問題は何か」です。
夏の模試と秋の模試で点数が変わっていなくても、重点的に対策してきた分野ではきちんと得点できた一方、たまたま対策ができていない分野が出題されただけかもしれませんよね。また、対策した分野で点を落としていたとしても、他の人と比べて出来が良ければ問題ありません。
自分の成長したところに目を向けて、モチベーションにつなげてほしいです。

 元田 

なるほど、ありがとうございます。
次に、Bさんのような「今の教材・勉強法のままでよいか不安」といった焦りにはどう対処すればよいでしょうか。

 北島 

不安を感じたのなら、ぜひ一度受験当日までの勉強スケジュールを再検討しましょう。
過去にしっかりと計画を立てていたとしても、現状の進み具合や模試の成績などに応じた見直しは大事です。いくら苦手な単元の克服が遅れているとしても、志望校の過去問をやらずにベクトルの問題ばかり解いてしまうのは明らかに得策ではありません。計画がすべて上手くいくことは稀ですから、計画変更を悪いことだと思わずに、「今の自分にとって志望校合格の可能性を最大にする」勉強法に切り替えたいですね。

 元田 

うまくいっていない勉強法を惰性で続けてしまうことはもったいないですからね。
最後に、Cさんのような「自分の勉強が成長につながっているか分からない」という焦りはどうすればよいと思われますか?

 北島 

私は「その日できるようになったことを思い浮かべてから寝る」ことにしていました。
受験当時(特に高3の夏から秋にかけて)、私も同じような不安がありました。貴重な一日をこの勉強に費やしてよかったのかどうか、とか、、、。人と会話する機会が少ない人は特に周りと比べられなくて怖いと思います。
こうすることで確かに成長していることが実感できましたし、それだけでなく、副次的なメリットとして「今日何か一つはできることを増やすぞ」という気分で勉強をするようになりました。毎日小さな目標のおかげで、メリハリがついて勉強の質も上がった気がします。

 元田 

夜にメンタルが不安定になってしまう受験生は、北島さんのように毎日の成長を思い起こすとよさそうです。
本日はありがとうございました!

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