勉強の秋におすすめの大逆転学習法(英語編)

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 橋本 

こんにちは。横須賀中央校講師の橋本です。
「○○の秋」という言葉がいろいろとありますが、受験生にとってはやはり「勉強の秋」というのがしっくりくるのではないでしょうか。
その中でも、「秋からの逆転合格」を目指す人もいるのではないでしょうか。実際、毎年何人かは秋から入塾をして、大学進学を目指す生徒がいます。今までまったく勉強をしていなかったのだけれども、何とか日東駒専などの大学に入りたい…という人は結構います。
今回はそんな生徒が秋から逆転合格するにはどうすればよいのか、横須賀中央校大学受験コース・個別学習コース担当の中村さんにお話を伺いたいと思います。

中村さん、よろしくお願いいたします。

 中村 

よろしくお願いいたします。

 橋本 

まずは、文系・理系ともにほぼすべての人が使用する科目は英語だと思いますので、英語について、特に英語が苦手な受験生が秋から勉強を始めるためには何をすればよいのか教えてください。

 中村 

横須賀中央校では生徒にとにかく「単語」「熟語」「文法」が大事だよ、と指導しています。秋から逆転合格を目指すのにもそれは一緒で、どんなに時間がなくても「単語」「熟語」「文法」だけはしっかりと習得していく必要がありますね。

 橋本 

ありがとうございます。具体的には、どのような形で進めていけばよいでしょうか。

 中村 

まず単語に関しては、『ターゲット1200』や、『システム英単語basic』のような基礎的な英単語を網羅している単語帳を完璧にしていく必要があります。

 橋本 

学校で配られた単語帳を使うのはどうでしょうか。

 中村 

『ワードボックス』や『DataBase4500』などの学校で配られる英単語帳でも構いませんが、英語が苦手な人は中学校で出てくる単語もあやしい可能性がありますので、まずは難易度順・出題頻度順に並んでいるターゲット1200やシス単Basicのような単語帳を完璧にすることをおすすめします。「一冊を完璧に」ということは最近は他塾の方もYouTubeなどでもよくおっしゃっていますが、本当に重要なことであり、強く共感を覚えます。あれこれと中途半端に手を出すのではなく、一つ「これ」と決めたものを信じてやり抜くことが重要です。

 橋本 

一冊を完璧にするのは重要ですね。では、どのように覚えていけばよいのでしょうか。

 中村 

1日に50-200個くらいを「ざっと」覚えるというのを毎日繰り返しましょう。人間は忘れる生き物なので、それを逆手にとって、毎日毎日それを繰り返しましょう。例えば、YouTube等で武田塾さんが紹介されているので、ご存じの高校生、高卒生の方も多いのではないかと思いますが、

①「5分で10個覚えて、それを5分後にテスト」
②「覚えられていないものがあればそれを完璧に覚える」(ここまでで1セット)
③「次の10個を5分で覚えて、それを5分後にテスト」
④「これを5セット繰り返した後に50個の総まとめテストを実施」
⑤「①~④を繰り返し、最後に100個の総まとめテストを実施」

というスモールステップで単語を覚えると、効率的に単語を習得することができます。

 橋本 

ありがとうございます。次に、文法についてはいかがでしょうか。

 中村 

文法についてですが、こちらはとにかく理解したものを繰り返し演習しないと身につきません。
したがって、まずはわかりやすく中学レベルの文法を説明しているサテラインなどの映像授業や書籍 (例えば『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』や『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』など)で「理解」をしましょう。そのレベルは大丈夫という人は、『大学入試 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座』や『大学入試 肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本』を使って、高校内容の英文法を習得しましょう。
そして、その理解したものを「使って」、問題をできるようにしていきましょう。例えば、学校で配られることの多い『Next Stage』や『Vintage』などの文法の項目を解いていきましょう。

また、これらの教材にはイディオムも掲載されています。ここに載っているイディオムも一緒にマスターしてしまいましょう。

答えを丸暗記するのではなく、「なぜこの選択肢で正解なのか、不正解なのか」を考えながらどんどん解いていきましょう。1回だけではなく、何回もやって、いつやっても満点が取れる状況にしておきましょう。また、文を何回も何回も音読するのも有効です。

参考書をゆっくり読んで理解を深めるのは重要ですが、ゆっくりやっている時間はないので、塾のスタッフなどにペースを決めてもらって、1-2ヶ月でこれらをこなしたいところですね。

受験までの期間、最低限これだけやってから過去問演習に入るだけでもだいぶ違います。
時間がない人には是非これだけはやってみてほしいです。

 橋本 

なるほど!何をやればよいのか明確になったら、時間も有効に使えるし、それだけに集中できますね。
ただ、やらなければならないことはわかっていても、それを1人で実行に移せるか不安です。

 中村 

Qゼミの大学受験コースでは、「何を」「いつまでに」「どれくらい」やればよいのかを明確に示す2ヶ月に1度程度の面談、及び、それを1週間で落としこんで進捗確認を行うWeekly面談を毎週行っています。横須賀中央校では、1人ひとりの理解度にまで踏み込んで、確認テストも行っています。
1人ではやりきれる自信がない…という人も、誰かと一緒ならがんばれるのではないでしょうか。是非一緒に頑張っていけたらと思います。

 橋本 

誰かが一緒に頑張ってくれるというのは心強いですね。
今回は横須賀中央校大学受験コース担当の中村さんにお話しを伺いました。ありがとうございました。

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