市立川崎附属の過去問を研究しよう!平成29年度 【適性検査Ⅱ・問題3】

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市立川崎附属・平成29年度・適性検査Ⅱ・問題3(3)(4)

こんにちは、Qゼミの川野です。
春になると公園などでチョウを見かけることが多くなります。
このチョウ、「花から花へ」と飛んで花粉を運ぶものだと思っていますが、観察するとちょっと違った行動もあるそうです。
仲間を確実にふやすくふうをしているようです。さて、どんな行動なのでしょうか?

動植物は仲間をふやすため、あるいは敵からもを守るため、いろいろなくふうをし行動しています。
特に珍しい動物の行動などは、テレビ映像で紹介されたりもします。
しかし、これらの行動は本当に身近な動物でも行っていました。
私たちが目にする何気ない動物の行動は、その動物にとってはしっかりとした意味があることに驚きました。
私たちを取り巻く自然は、本当に不思議なことばかりですね。

問題はこちら
川崎市教育委員会適性検査ホームページ 市立川崎附属・平成29年度・適性検査Ⅱ

解答と解説はこちらから!
<解答>
問題3(3)みつを吸う
問題3(4)④一度に全部の卵を食べられてしまう(など)⑤葉の奪い合いをする(など)

<解説>
問題3(3)空欄直後のことば「~はずなのにわざわざ葉にとまる・・・」がヒントです。
この部分は、「チョウは花にとまるはずのに、わざわざ葉にとまる」という意味合いですから、チョウが行う本来の行動が入ります。
ですから、空欄には「みつを吸う」という内容がふさわしくなります。

問題3(4)④空欄の一行前の文「たくさんの葉に少しずつ卵を産みつける」という部分と、空欄直前にある「天敵」から考えます。
天敵となればチョウの生命をおびやかす存在です。
「卵」を重ね合わせと、食べられてしまうことが想像できるでしょう。
ですから一箇所にたくさんの卵を産むことを避けているのです。
⑤④と同様に「たくさんの葉に少しずつ卵を産みつける」に注目します。
また、問題文中の「共食い」のことばに注意を払ってみると、葉は幼虫のえさになるので、たくさんの幼虫がせまい葉にいることは、えさの取り合いになることが心配されます。
一枚の葉に少しずつ卵を産むことで、えさ不足の可能性を低く抑えていることが想像できます。

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