市立南附属中学校の過去問を研究しよう!平成28年度 【適性検査Ⅲ】

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横浜市立南附属中学校・平成28年度・適性検査Ⅲ・問題3(1)(2)

こんにちは、Qゼミの川船です。
割合計算に関する問題です。
時間をかけすぎないことが最大のポイントです。
特に今月の問題は「正確な値を出す必要がない」ことに気づき、どこまで手を抜き、時間を短縮できるかが勝負でした。
丁寧に計算してしまった人はいい意味での「ずるさ」を知ってほしいと思います。

問題はこちら
横浜市立南附属中学校適性検査問題ホームページ平成28年度・適性検査Ⅲ

解答と解説はこちらから!
<解答>
問題3(1)1、4
問題3(2)5

<解説>
問題3(1)
正解の数が示されていないため、全てを確認する必要があります。
1ですが、全体の中で東北地方と関東地方の生産量が明らかに大きいのでこの2つだけを比較すれば答えが出ます。
1は「正」です。

2は「生産量が高いと移出量が高い」ことになりますが、表を見れば明らかに違うことがわかります。

3は生産量と移出量がほぼ同じ数値になっている所を確認しましょう。
全体を見て奈良県に注目すると、26516-26265=251です。
和歌山県は4955-4488=467ですので、これは誤りとなります。

4については大事な知識である「内陸県」を知っておきましょう。
栃木、群馬、埼玉、長野、山梨、岐阜、滋賀、奈良の8県です。
これをもとに考えるとこの選択肢は「正」です。
内陸県を知らなかった人はおさえておきましょう。

5が重要で、これをどれだけ早く処理できるかが今回のポイントです。
各都道府県の生産量に0.8をかけていけば答えが出ます。
しかし、全ての項目を計算する時間はありません。

そこで、「生産量を上から2桁のがい数」にして0.8をかけて計算し、これが移出量を超えるかを見ていきます。
明らかに移出量が生産量よりも低いものを無視し、答えになりそうなものだけを見ていってください。
80%以上は青森、山梨、奈良、和歌山、徳島の5県となり、これ以上はありません。

問題3(2)は6つの選択肢を比較し、埼玉、茨城、東京、神奈川に違いがないことを確認します。
残りの中でまずは千葉に注目し計算しますが、正確な値を出す必要はありません。
がい数として229000÷90000として約40%を出せば十分です。

これで選択肢は1、2、5にしぼれます。
最後の群馬と栃木も、がい数で計算を行い答えを出していきましょう。

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