
「夏を制する者は受験を制す」
塾の世界では散々使い古された言葉ですが、夏期講習はほかのどの期間講習よりも通塾日数・学習時間も多く、それだけに取り組み方次第で秋以降に大きな差ができてしまうのは事実です。
振り返ったときに、「もっと〇〇しておけばよかった・・・」とならないように、夏期講習を上手に乗り切るコツをご紹介します。
夏期講習の前に・・・
まずは、夏期講習を迎える前の準備編です。
ポイントは2つ!
ポイント1:テーマを決める
長い夏期講習ですので、塾での学習以外に1つ夏のテーマを決めておきましょう。
欲張って、2つ、3つとせずに1つで十分です。
「志望校を決める」「3校以上学校見学に行く」「苦手の図形を克服する」「得意の社会を極める」などなど、教科に関することでも、志望校に関することでもOKです。
ポイント2:予定を立てる
テーマが決まったら、そのテーマを成し遂げられるよう予定を立てましょう。
「この日はこれをする」ではなく、「7月〇日の午前は○○、午後は△△」くらいまで絞った予定を立てましょう。
キツキツすぎる予定は、実行できなくなる可能性大です。
「余裕を持った」「実行できなかった分をカバーできる余裕のある」予定を意識してみてください。
長い夏休みですから、もちろん「NO勉強DAY」や「お楽しみの予定」も必ず入れてくださいね!
夏期講習中に・・・
夏期講習がスタートしたあとのポイントも2つです。
ポイント1:休む勇気を持つ
予定はあくまで予定です。
すべてが予定通り進むとは限りません。
「疲れているな」「体調悪いな」というときは、予定が消化できなくても構わないので、「休む勇気」を持ちましょう。
1日無理をした結果、余計に体調が悪くなってその後数日欠席・・・は一番避けたいパターンです。
ポイント2:予定はどんどん変更しよう
夏休み期間中を通じて、設定したテーマについて成し遂げられることを目標にしましょう。
少し予定より進んでいるから「今日は早めに勉強切り上げ」など、毎日の予定は進み具合と相談しながら、柔軟に変更していきましょう!
夏期講習前に予定を立てる段階で、「遅れを取り戻す時間」も必ず入れておいてくださいね。
夏期講習は「長いので重要」はもちろんですが、充実した夏休みを過ごすことが、その先の秋・冬にやってくる「追い込み」の時期の原動力に繋がります。
「夏を制する者は秋も冬も制す」ですね。