赤本と共通テスト対策はいつから始める?

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皆様今日勉強お疲れ様です。関内校の横浜国立大2年の岡田です。

※この記事は、国公立大学志望で、文系の人向けです

共通テストまでの日数は残り少なくなってきており、一日の勉強の完成度が、志望校の合否に直結する時期に差し掛かったと言えそうです。
そんな中、最近では受験や勉強法についてなどの情報がSNS上で氾濫しており、何を信じていいのかわからないという人も少なくないのではないでしょうか。

自分の実体験に基づいた、できるだけ受験に役立つ情報をお伝えできればと思うので、受験生の皆さんの参考になれば幸いです。

赤本と共通テスト対策はいつから始める?

 田中 

いつごろから赤本や共通テストの勉強を始めたらいいと考えていますか。

 岡田 

優先順位は、高い順に、社会、英語、数学、国語、理科です。

まず、数学についてですが、僕は、受験勉強をし始めたのがかなり遅い方だったので、二年の二学期の真ん中くらいまで、ずっと黄チャートを使って勉強していました。
黄チャートは同じ問題を、自力で理解できるまで解き直しました。
結局、練習問題は全ての問題を2,3回解いたように思います。数学は特に基礎的な演習の習熟度と共通テストの成績が直結する科目だと思うので、まずは時間をかけて一つの問題集を完全に仕上げるのがいいと思います。
共通テストの過去問や、予想問題を解くのは10月、遅ければ11月でもいいと思います。

 田中 

他の科目についてはどうでしょうか。

 岡田 

英語については、英文の速読、リスニングの演習など、“共通テスト用の勉強”のウェイトが大きい教科です。
リーディングの予想問題は、10月、速読に不安がある人は9月中に始めてもいいと思います。
リスニング対策は早ければ早い方がいいです。

この記事を読んでいる人でまだリスニング対策をしていない人がいるなら今すぐ始めるべきです。
リスニング対策は、もちろん予想問題集をとく、というのもありますが、ポッドキャストやBBCなどの英語学習教材を使ったシャドウイングを中心に行うべきです。
私はENGLISH VOCABULARY VOOSTERというポッドキャストを使って、お風呂にはいっている時などにシャドウイングをしていました。

 田中 

なるほど。

 岡田 

国語は、あまり時間をかけてはいけない教科なように感じます。
特に現代文。かける時間のわりに成績が上がりにくく、普段から本を読んでいる人でない場合は、割り切って考えるべきです。
漢文古文は、逆に覚える単語数が少ないわりに、最低限の単語、句形(漢文)さえ覚えて置けば簡単に満点を狙える科目なので、早めにけりを付けてしまうべきです。
共通テスト対策の問題を解くのは、冬くらいでも大丈夫な気がします。

 田中 

国語は演習を重ねても得点が伸びにくいために不安に駆られて時間を割きすぎてしまいがちですよね。

 岡田 

社会に関しては、時間をかけなくてはならない科目なので、早い時期から、演習を重ねるべきです。
ただ、多くの場合定期テストの内容と、共通テストの問題の内容が被っていると思うので、しっかり定期テストの勉強を重ねていけばいい気がします。
また、社会は特に、youtubeでの解説動画に助けられました。mundi先生とか、チレキウエノとか。

また、理科基礎に関してはほんとに直前の対策で間に合うので、冬になっても全然得点が目標ラインに達しないという人でも、その気になればすぐに得点伸ばせるので、かなり優先順位はひく目に設定しても構わないと思います。

 田中 

二次試験の勉強についてはどうでしょうか。

 岡田 

赤本については全教科、共通テストが終わってから始める形で大丈夫だと思います。
おそらくどの大学も傾向はマイナーチェンジし続けていると思うので、本当に参考になる過去問は意外と少なくて、共通テスト前にやり始めるとすぐに解ききってしまいます。
そもそも、赤本は、傾向に慣れるためのものであって、基礎的な演習がほとんど完了してから望むものだと思います。

 田中 

なるほど。

 岡田 

英語は集団の塾に通っていて、難易度の高めな演習を行ってたので二次対策は基本それの復習がほとんどでした。
ひたすらプラチカを置き直しし続けました。
全部5回ずつくらい解いたので今も部分的に覚えています。

国語は学校の授業でしか問題を解かなかったのですが、今思えば、早い時期に興味のある内容のほんをもっと読んでおけば読解力を上げられたのにな、と後悔しています。

 田中 

共通テスト直前期は、二次試験の演習はしていましたか。

 岡田 

12月までは、共通テストの勉強と二次対策が半々くらいで、そこから徐々に二次対策の割合を減らしていった印象です。
共通対策が早めに終わって、直前でも3割くらいの時間二次対策の時間を割けるのが理想ですが、自分は直前まで目標ラインに達せなかったので残りひと月は共通テストにほとんどの時間を割くようになりました。
結果、共通テストで合格ラインまで達せたものの、二次で取り切れずに落ちてしまったので、もう少し早めに動きださないといけなかったのかもしれないです。

 田中 

今日はありがとうございました。最後にひとことお願いします。

 岡田 

努力ばかりが重要視されがちな、大学受験ですが、しっかり自分がどうしたいのかを考える重要な期間でもあるように感じます。
自分が、どの道を選べば、楽しくこの先4年間を全うできるかよ、今一度よく考えるべきです。
また、どの大学を受験するのか、落ちたらどうするのか、しっかり考えることが大切だと思います。
皆さんが後悔の無い選択を選べることを願っています。

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