2桁以上の掛け算が難しい理由

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こんにちは。
Qゼミの多田です。

九九は小学校2年生で習い、2桁以上のかけ算は小学校3年生で習います。
九九はすらすら言えても、2桁以上のかけ算は苦手なお子さんがいます。

九九が言えれば、できるはずのかけ算がなぜ苦手になってしまうのか。
今回はそのことを考えてみたいと思います。

2桁以上のかけ算は筆算の指導が欠かせません。
たとえば、354×27の筆算は次のようになります。
354×27=2478 708 
9558

小学校でも、はじめに354×7をします。
そのあと354×2の答えを下の段に書かせる練習です。

実はここで計算が苦手と思ってしまうお子さんが出てきます。

九九は9×9=81が一番大きい数です。
354×7も354×2も9×9よりずっと大きい数であることが原因になります。

よく教科書に、こんな筆算が書かれていることがあります。
354×27
28←4×7
350←50×7
2100←300×7
80←4×20
1000←50×20
+6000←300×20
9558

解説として、よく見かけますが、大人が見ると、少々面倒な書き方をしているように見えます。

354×27
28←4×7
350←50×7
2100←300×7
80←4×20
1000←50×20
+6000←300×20
9558

実は九九を6回も行って、位を間違わないようにしなければいけません。
よくよく考えてみれば、とても複雑な計算です。

「九九ができるから、2桁以上の計算ができる」
は間違ってはいませんが、習得するには苦労するところなのです。

計算が苦手だと思っているお子さんには、
4×7は?…28。
50×7は?…350だね。

こんなところから一歩一歩はじめてください。

教えるのに楽なことはありません。
しかし、できたときの笑顔で報われる気持ちは格別です!

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