2020年 高大接続改革を考える

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こんにちは、Qゼミの多田です。

2020年から日本の教育は大きく変化しようとしています。
それは「高大接続改革」のことです。

報道では「大学受験が大きく変わります」がクローズアップされています。
狙いは新しい時代を開き、日本の未来を担える人材の育成にあります。

この人材とは、知識の量だけでなく、自ら問題を発見し、答えを生み出し、新たな価値を創造していくための資質や能力を備えた人のことです。
そのために「根本的な教育改革を進める必要がある」と判断したことから、この改革は始まっています。

たとえば、高校の日本史・世界史は「歴史総合」に変える予定です。

今まで、日本と世界でそれぞれ年表を通して覚えてきました。
これからの授業では、次のような取り組みを行います。

まず、歴史上で起こったできごとを、先人たちはどのように解決したかを調べます。
その解決法がよかったのか、問題点はなかったか、また自分ならどう解決するか。
それを議論し、まとめ、皆の前で発表します。

つまり、歴史を新たな時代にあった価値観を生み出す授業にするということです。
したがって、大学入試もそういう学習をしてきた学生を評価するシステムに変えます。

この入試改革により、高校の授業がアクティブラーニングとして必然的に変わるのです。

アクティブラーニングとは、ただグループ学習や話しあうことではありません。
自ら問題を探し、高い動機付けに裏打ちされた学びのことを指します。

この改革は高校の「学習指導要領」と「大学受験」の2本同時改革によって成り立ちます。
もちろん大学教育も改革が行われます。

日本の大量生産の産業構造は終わりを告げようとしています。

そして、知識偏重から思考偏重に変えます。
技術革新・地方創生・人口減少などの問題解決に取り組める若者の時代の幕開けとなります。

どうやら2020年はいろいろな意味で日本の歴史の分岐点になるようです。

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