情報処理心理学による地理の覚え方

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Qゼミの多田です。
ある本で地図の地名の覚え方が書いてありました。
そのことを紹介します。
覚え方は、人それぞれやり方があるものです。
社会の先生の語呂合わせの覚え方は、とても面白く覚えられるものです。
ところが地理で、地図上で都道府県や川・平野・山、さらに工業や農業、特産物や工芸品まで覚えなさいとなると、困ったことになります。
カメラのように、頭の中に一瞬で覚えられればよいのですがそんなことはできません。
そこで、地図の覚え方の本では「真ん中」「上下左右斜め」を連呼しながら覚えていくようにと書いてあります。
たとえば、関東地方なら、ひとつひとつ丁寧に言っていきます。

「真ん中は東京」
「真ん中の東京の上は埼玉」
「真ん中の東京の上は埼玉、その上は栃木」
「真ん中の東京の上は埼玉で、その上は栃木に左上は群馬」
「真ん中の東京の上は埼玉で、その上は栃木に左上は群馬で右上は茨城」
「真ん中の東京の上は埼玉で、その上は栃木に左上は群馬で右上は茨城、下には神奈川」
「真ん中の東京の上は埼玉で、その上は栃木に左上は群馬で右上は茨城、下には神奈川、そして右に千葉」

覚えることがひとつ増えるごとに、必ずはじめから言い直していってください。
どうです?
面倒くさいけど、ひとつ増えるごとにはじめから言い直すと頭に入ってきませんか?
情報処理心理学では記憶のメカニズムは3つです。
感覚記憶、短期記憶、長期記憶。
知識を覚えるのは長期記憶で行わないといけません。
それには記号化された繰り返しか、または物語化するのがもっとも効果的だそうです。
よって、地図の場合は位置を単純かつ明確にし繰り返すことが効果的と言う結論づけていました。
地理の地図の覚え方が苦手な人はぜひ試してみてください。

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