数学のセンスを育てるアルゴゲーム

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こんにちは。
Qゼミの多田です。

算数脳を鍛えるというアルゴゲームを知っていますか?
ゲームは簡単で、白と黒のカードが0から11の12枚ずつあり配られたカードを当てるという簡単なゲームです。
ルールは、配られたカードを左から右に小さい順にならべるだけ。
白と黒に同じ数のカードが配られたときは、黒の方が小さいとします。

たとえば、白4、黒4、白2、黒7が配られたら、左から白②・黒4・白4・黒7の順にテーブルに伏せて置きます。
プレイヤーはみんなこのルールに従います。
ひとつ問題を持ってきました。

この問題では白と黒のカードは1から8のみで、全部で16枚のカードを使っているとします。
プレイヤーは4人で、全員配られたのは4枚のカードです。
それぞれが左から右に小さい順にならべるルールに従っています。
あなたはABCDの4枚のカードを持っていて、対面のIの白カードが4であることを当てました。
この時点で、隠れているカードがすべて何であるかがわかります。
さて、4人が持っているカードはそれぞれ何でしょうか?
答えは一番最後に書きますね。

数の大小だけなのですが、試行錯誤して発見し、論理だてるという点では確かに算数の力を鍛える問題です。
また、相手がいるので切磋琢磨になるゲームですね。

開発したのは算数オリンピック委員会(数学界のノーベル賞であるフィールズ賞を受賞した広中平祐氏が会長です)と東大の学生そして数学者ピーター・フランクル氏たちによってです。
算数オリンピック委員会会長の広中先生によると「数学には、知識以前に直感による‘ひらめき‘が大切である」ということです。
また、自由な発想と思考力を磨くことも大事だとも言っています。

このアルゴゲームは数学のセンスを磨くのに最適と言えます。
そこで、今度新小1と新小2にこのゲームを取り入れた授業を開催しようと考えました。
アルゴゲームだけでは飽きてしまうので、他のパズルも入れさらに「ことばの学校」も授業に組み込みます。
こうすれば、学校の算数・国語で読み書き・計算を身につけ塾でさらに算数と国語のセンスを鍛えることができます。
小さいうちから、脳を鍛えることは大切です。

なぜなら、脳の成長は若いうちに終わると言われているからです。
早ければ小学生のうちで、遅くても20歳までとか。
それならば、小学1年生のうちに脳を鍛えるべきではないでしょうか。
クラブや部活がない小学1年生には時間があります。
ゲームをやる時間や本を読む時間がたくさんあります。
算数や国語のセンスを鍛える時間があると言うことでね。
このセンスが、後々の受験や研究・開発の力に大いに役立ちます。

さて、上の問題の答えです。
Eは1、Fは3、Gは4、Hは5、Jは5、Kは6、Lは6、Mは2、Nは2、Oは7、Pは8です。
今回のカードの中で一番小さいのは黒1です。
それが、Aにあります。
次は白1ですので、それぞれがならべた一番左のカード白EとI4と黒Mが一番小さい数ですので、白1は白カードのEとなります。
同じように次に小さい黒2を考えると黒いカードのMになり、白2は白いカードNだけしか考えられないとなります。
逆に一番大きい数は白8です。
これは自分がDに持っています。
次に大きいのは黒8です。

それぞれが持っている大きいカードは一番右にならべた白Hか白Lか黒のPです。
黒8はルールのならべ方から黒いカードPとなります。
このようにして、答えが導き出されます。

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