御の字

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突然ですが、「御」という漢字の読み方を、いくつ言えるでしょうか。
答えは五つあります。
音読み、訓読みで分けると、音読みが「ゴ」と「ギョ」
訓読みが「お」と「み」と「おん」です。
タイトルの「御の字」は「おんのじ」と読んで、「ベストではないけれど、まずまず満足すべき」というようなとき。

例えば「全科目平均点を超えれば御の字だよ」のように使います。
「ゴ」と「お」はいわゆる丁寧語で、普段からよく使っていますね。
「お菓子」「お茶」「ご飯」例を挙げたら、いくつでも出てきそうです。
「ギョ」と「み」は、あまり見かけないかもしれませんが、「御車(ぎょしゃ)」、「御仏(みほとけ)」などに使われます。
「み」と読むときは、「お」だと読み辛いときが多いようですが(「おほとけ」っていいにくいですよね)
「み」の前に、さらに「お」をつける言葉があります。
「御御輿(おみこし)」「御御籤(おみくじ)」とか「足」や「帯」を丁寧に言うときの「おみ足」「おみ帯」などがそうです。
「味噌汁」の丁寧な言い方の「おみおつけ」は漢字にすると「御御御付」とトリプルです。

逆に「お」をつけて後ろを省いてしまう言葉もあります。
「おでん(御田)」は、元は伝統芸能の「田楽」に由来するものです。
「土産」に「お」がつく「御土産」を「おみや」と言ったり、「頭」をさす「つむり」に「お」がつく「おつむり」を「おつむ」と言ったりします。
「さつまいも」を「おさつ」、「じゃがいも」を「おじゃが」と言う人もいますね。
付いたり省いたり、日本語は面白いというか、難しいというか。

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