中学入試 国語 出題作品紹介 思考の整理学 外山滋比古

“思考の整理”には“ことわざ”を

出題作品


書名:思考の整理学
著者:外山 滋比古
刊行日:1986/4/24

出題校

浅野中学校、攻玉社中学校、鎌倉学園中学校、 青山学院中等部、神奈川大学附属中学校

出題ページ

P186 こういう例は世の中にごろごろしている。それなのに、相変わらず、同じことをくりかえす人があとからあとからあらわれる。
鎌倉学園中学校 出題

あらすじ

“思考”をテーマに筆者の豊富な経験や知識から様々な“思考の整理”を紹介する随筆です。

ポイント

”ことわざ”をテーマにした「ことわざの世界」では、先人の様々な経験を、庶民の知恵として抽象化(共通の考えを一つにまとめること)したものがことわざであるとし、それらから多くのことが学べると語られています。

表題は、サラリーマンや学生が職業や学科をころころ変え、その結果何も身につかないということを述べたもので、その理由を答えさせる問題です。

“石の上にも三年” 、“隣の花は赤い”など、人々の経験が定型化された“ことわざ”があるにもかかわらずそれを知らずに、自分の行動をパターン化するだけで自分だけの”ことわざ“を作れていない、ということを記述します。

1983年に発刊し、長年に渡り入試問題が出題されてきた本作は、小学生が読むには歯ごたえがある内容ですが、挑戦する価値がある図書です。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
速聴読をする女の子小学生が自主的に多読できる読書プログラム
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