中学入試 国語 出題作品紹介 続・中学生からの大学講義1 学ぶということ 桐光学園・ちくまプリマー新書編集部

愛されたければまず“人を愛せ”

出題作品


書名:続・中学生からの大学講義1 学ぶということ (ちくまプリマー新書)
著者:桐光学園・ちくまプリマー新書編集部
刊行日:2018/8/7

出題校

芝中学校、淑徳与野中学校

出題ページ

P102 承認を得るより人を承認することから始めてください。
芝中学校 出題

あらすじ

桐光学園とちくまプリマー新書編集部による共同著書。
「大学で何を学べるか」をテーマに、各分野で活躍されている第一人者による中学生への講演をまとめたものです。

ポイント

精神科医の斎藤環(たまき)氏の「つながることと認められること」の講演の中で、社会とのつながりにおいて他者から承認されることは大切だが、承認の質や量にこだわるあまり、いきすぎた承認欲求が起きがちである、と述べています。

そして講演者は、過剰に承認を求めてしまう人たちに対して表題のように提案します。

この講演者の提案はどのような意図なのかを記述させる出題でした。

他者との良好な関係を持続し、相手を承認することで互いに承認し合える社会が築かれ、人々のブライドや自信を鍛えることにつながる、という内容をまとめあげることが求められます。

大学で行われる講義とはどんなものか、どんなことが学べるのか、小学生にもわかりやすく書かれています。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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