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受験対策ブログ

最新研究でわかった「やる気」の作り方

「うちの子、全然やる気がなくて……」
中学生の保護者から、よく聞く悩みです。

そして中学生本人も、「勉強しなきゃいけないのはわかってる。でもやる気が出ない」と感じていることが少なくありません。

昔は「根性が足りない」「努力不足だ」と言われがちでした。しかし最近の教育心理学や脳科学の研究では、少し違う見方が主流になっています。

最新研究では、やる気は性格よりも脳がどう感じるかで大きく変わると考えられています。つまり、

  • やる気が出やすい状態
  • やる気が消えやすい状態

がある、という考え方です。

さらに、「やる気は気合いで生み出すものではなく、設計できるものだ」ということがわかってきました。
この記事ではこれからの学びに役立つ最新研究から見えてきた「勉強したくなる脳の作り方」を紹介します。

やる気は行動のあとからついてくる

多くの人は「やる気が起きない → 勉強できない」と思っています。でも最新研究では「まず少し行動する → やる気が出る」という脳の仕組みであることが分かってきています。

たとえば、休日に今日は勉強しなきゃと思いながらスマホを見続けてしまった経験はないでしょうか。このとき脳では、「勉強=大変そう」「めんどくさい」「テキストを開くのさえおっくう」というイメージがどんどん膨らんでいます。

ところが、「とりあえず机の前に座る」「ペンを持ってみる」「いつものBGMを流す」というちょっとした行動をするだけで、勉強モードに入れることがあります。これは脳の“作業興奮”という働きに近い現象です。

脳は止まっている状態から動き出すのが苦手です。でも一度動き始めると継続していく。だから最近は、最初のハードルを極限まで下げることがやる気のためにはとても重要だと言われています。

実際、成績が伸びる子ほど完璧なスタートではなく、小さく始めるのがうまいという研究もあります。筆者のおすすめは集中状態になれる環境音を流すことです。Youtubeで「集中 環境音」と検索してみて、よさそうなものを試してみてくださいね。

「自分の目的」とつながると勉強が変わる

最近の教育研究で特に重視されているのが「自分で選んでいる感覚」です。たとえば保護者が、

「勉強しなさい」
「将来困るよ」
「みんなやってるよ」

と言い続けると、子どもは「やらされている」と感じやすくなります。すると脳は、勉強を“苦痛”として処理しやすくなる。

逆に、自分の目的とつながると、やる気はかなり変わります。たとえば英語でも、「テストのために単語を覚える」より、

「好きなゲームの海外配信を字幕なしで見たい」
「将来、海外旅行で困りたくない」

の方が、脳は前向きに動きやすい。

歴史の勉強なら「年号暗記」だけだと退屈でも、

「なぜ戦争は起きたのか」
「昔の人はどう生きていたのか」

という物語として見えると、興味が湧く子は少なくありません。

もちろん、中学生が最初から立派な目標を持っている必要はありません。「推しの動画を英語で理解したい」「ゲーム実況者みたいに話せるようになりたい」そんな理由でも十分です。
大事なのは、「自分の理由」があることです。

「できた」が見えると、脳はやる気を出しやすい

勉強が続かない子に多いのが、「頑張ってるのに、成長してる気がしない」という状態です。

脳は、“成長実感”がないと、努力を無意味だと感じやすくなります。逆に小さな進歩が見えるとやる気が続きやすい。

たとえば、

「英単語を20個覚えた」
「昨日より計算が速くなった」
「前は30分で集中切れたのに、今日は45分できた」

こういう小さな前進が見えると、脳の報酬系というやる気を生み出すシステムが働きやすくなります。

だから最近は、「勉強記録」がかなり重視されています。難しいものでなくて構いません。カレンダーに丸をつけるだけでもいいです。
「感想」を少し入れることがポイントです。人間は、感情と結びついた記憶の方が残りやすいからです。
このような記録を見ることで脳は「積み上がっている」と感じやすくなります。特に中学生はまだ結果が出ていない時期が長いものです。でも成績という大きな結果だけを見ていると、途中で苦しくなってしまいます。だからこそ「昨日の自分より少し前進した」を見える化することが重要なのです。

さらに最近は、「時間」より「行動」を記録する方が続きやすいとも言われています。たとえば、「2時間勉強した」と記録するより、

○「英単語アプリ1回」
○「数学ワーク3ページ」
○「理科の用語を声に出して確認」

と書く方が何をやったかが脳に残りやすいです。最近はアプリより紙に書くことをすすめる研究者もいます。スマホだと通知やSNSに流れやすいし、目につきやすいところにあるとは言い難いですね。カレンダーに丸をつける、小さいノート1冊だけ作る、付箋に書くなど、ちょっとしたときに目につく記録の仕方をしましょう。

たとえば、カレンダーに毎日丸が増えていくと、続いている感覚が視覚的に見えます。人間は「連続記録を途切れさせたくない心理」が働くため、これを習慣にするとかなり強力ですし、行動をゼロにしないことは学習面でも最強です。

やる気は、「待つもの」ではなく「育てるもの」

やる気とは、「突然わいてくる魔法の感情」ではありません。
小さく始める。少し成長を感じる。意味を見つける。できた実感を積み重ねる。そうした経験によって、少しずつ育っていくものです。

だから、「やる気が出やすい状態をどう作るか」を考える方が理にかなっています。もし今「勉強する気が出ない」と感じているなら、まずは5分だけでも構いません。机の前に座る。教科書を開く。練習問題を1問だけ解く。その小さな一歩が、脳を動かし始めるきっかけになるかもしれません。

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