中学入試 国語 出題作品紹介 イネという不思議な植物 稲垣栄洋

環境を破壊しない“イネ”

出題作品


書名:イネという不思議な植物(ちくまプリマー新書)
著者:稲垣 栄洋
刊行日:2019/4/5

出題校

跡見学園中学校、鎌倉女学院中学校

出題ページ

P112 日本の農業が田んぼを中心に行われているからなのである。
跡見学園中学校 出題

あらすじ

日本人の歴史や文化と深い関わりのある”イネ”について、植物としての面や田んぼというシステム、米から見た日本の歴史など、さまざまな観点から”イネ”の魅力を伝える説明文です。

ポイント

世界の農業に目を向けると、農地の開発や土壌養分の流出など、農業には環境を破壊する側面があると述べられています。

その一方で、日本の農業ではそのような環境破壊はなく、その理由が表題の”田んぼ中心”の農業だからであるといいます。

出題は、なぜ田んぼが環境を破壊しないのかを問う問題です。

日本の気候および、田んぼの性質に触れて、”塩素集積”(土壌表面に蓄積したミネラルが植物に害を与える現象)との関係をしっかり記述することがポイントです。

中学入試ではもはやおなじみの稲垣栄洋氏の本作は、複数の学校で出題がありました。
今後も稲垣氏の著作には注目です。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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