ミクロとマクロ

川崎校の様子

こんにちは。川崎校の大石です。

今日までに大掃除をした人やこれから大掃除をする予定の人がいると思います。
そこで、今回は、ほこりについて注目したいと思います。

ほこりには様々なものが含まれていて、必ずしも汚いものと捉えがたいものがあります。
それは毎日身に付けている服から生まれるほこりです。
ほこりは基本的に灰色ですが、服には様々な色があるため、想像しにくいと思います。

減法混色の面から考えてみましょう。
様々な色を混ぜると黒に近づくというものですね。
色のついた服の繊維を集めてみると灰色や黒色に近づくでしょうか。
おそらく繊維が小さければ灰色や黒色に近づきますが、繊維が大きいとそれぞれの色を見分けられると思います。

それでは、普段見る灰色のほこりは、なぜ、灰色なのか考えやすくなったのではないでしょうか。
人がほこりを肉眼で見るときはマクロな視点を持っているため、色が混ざり合って見えます。
顕微鏡などで見るとミクロな視点を持つことができるため、色が混ざり合わず、単色を見ることができると思います。

ものは見方によって異なる形や色を持ちます。
私たちが普段見えているものも、人によって見方が違うことは当然考えるべきことでしょう。
例えば、あなたが一つの集団に所属していて、その中であれば差異を認めることは十分可能ですが、集団の外の他者の視点に移ると容易に特徴を捉えることできないと思われます。
集団が大きくなればなるほど、その傾向は強くなることは想像できますね。

多様な視点を持つという意味では主観的な視点と客観的な視点がたびたび取り上げられますが、「ミクロな視点」と「マクロな視点」も重要だと考えます。
集団内での各個人の結びつき、所属している集団は他の集団にどのように関係しているのかなど広く視点を持つことができます。

マクロな視点から見ると人の色が失われてしまいがちですが、他の人にも共通の色があるため、視点の広げすぎには注意です。
私はミクロで見ても灰色にならないようにしています。
もしも、集団内の人が全員灰色だと面白味がありませんね。灰色ではない自分の色があると良いですね。

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