中学受験コース 小4理科「実験観察楽習」

関内校の様子

中学受験コース・小4理科では年間学習時間のおよそ半分を理科実験に充てています。
実験といっても大がかりで高度なものではなく、入試用理科テキストで扱うものをミニバージョンで行います。
テキストの実験写真ではイメージできないことを実際に生徒自身が行うことで、実験がより身近なものに感じられます。
また、視覚化することで、色の変化などを直に確認でき、テキストの内容をより深く理解できることになります。

近年中学入試・理科では、実験結果をもとにした出題が目立ち、カラー写真での出題があるなど、一度経験をしておくと問題解答時に大いに役立つことになります。
それより何より、実験を行うことで、理科という科目に興味を持ち始める生徒たちが多いのです。

シャープペンシルの芯 電気は流れるの?

金属は電気を通すことを生徒は知っています。では、金属以外のもので電気を通すものはあるのでしょうか?こんな質問を生徒たちにしてみると・・・、具体的な物質を即答できる生徒はほとんどいません。
答えられた生徒は以前に科学教室のようなイベントに参加して、金属以外で電気を通すものがあることを経験した生徒です。
あるいは、伝記を読んで、エジソンが竹を用いて実験をしたことを知っていて、「竹」と答える生徒もいます。

そこで、実験をしてみます。
竹ひごを用いてみると竹ひごに何の変化もありません。
竹自体は絶縁体(=電気を通さない物質)であることを、「絶縁体」という言葉とともに覚えます。
じゃあ、エジソンは?エジソンが用いた竹は、竹そのものではなく竹を蒸し焼き(乾留)して、炭化させた竹と伝えます。
じゃあ、炭化したもの、炭素は電気を通すのか。

関内校の様子

ここで、また実験。
シャープペンシルの芯が主に炭素からなると伝えた上で電気を流してみると、煙がでたあと、赤くなり熱を発していることを確認します。(この実験は担当の先生が行います。)

なんか知らなかったことがいっぱい。生徒たちは興味津々。理科が好きになっていきます。

電気を流すと磁石になる、電磁石って何?

小学4年生が学習する磁石。
棒磁石、U字型磁石、フェライト磁石などの永久磁石は日常の生活の中で何度か見たことがあり身近なものです。
しかし、同じ磁石でも電気を流したときだけ磁石になるものがあることを知っている生徒はほとんどいません。
そんなものがあるのか。不思議でたまりません。

そこで、実験。この実験は、生徒自身が行います。
一人ひとりがストロー状の筒にエナメル線を巻いていきます。
少々時間がかかりますがゆっくりと巻いていきます。
上手にできないときは担当の先生が助け舟を出します。
巻き上がったらコイルの完成です。

関内校の様子

この状態でクリップがつくか、つかないかを確認してみます。
クリップはコイルにはつかないので、磁石になっていません。
次にエナメル線の両端を乾電池と結び電気を流します。
するとクリップはコイルにつきました。
電気を流すことで、コイルが磁石になっていることがわかりました。(電気を流すとコイルが少し熱くなるので生徒たちは軍手をして実験します。)
このあと、巻数を変えたコイルを使い、巻数の違いによる磁力の変化を確かめたりします。

なんか知らなかったことがいっぱい。生徒たちは興味津々。理科が好きになっていきます。

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