2022 中学入試 合格者インタビュー

森 礼人くん 聖光学院中学校 合格

まさかの大逆転でした。

※母=お母様 礼=礼人くん

―――実は第一志望は聖光学院ではなかったそうですね。
母:はい。

―――第一志望はどこだったんですか。
礼:栄光学園です。
母:私の実家が大船にあって、栄光学園の生徒さんの様子も昔からよく知っていましたし、親近感があったんです。ただ、本音を言うと聖光学院にも憧れがありました。

―――今、栄光と聖光のレベルはそんなに違いますか。
母:そう大きくは違わないですけど、やっぱりちょっと聖光さんの方が上ですね。

―――でも実際、聖光学院には合格したわけですが、受験前は合格の自信はあったんですか。
礼:いいえ。実は2日目の入試が栄光学園で、これは落ちてしまったんです。

―――え、そうなんですか?!
礼:はい。だからもう明日の聖光学院も無理だなって思いながら受けていたので、自信などはあまり…。

―――でも、とにかく試験日はやってくるわけでしょう?その時の気持ちってどんな感じですか?
礼:これが最後の試験だから、自分の実力を出し切ろう、って思って会場に向かいました。

―――栄光に落ちたことはいつわかったんですか?
母:2月2日が試験で、翌3日にはわかりました。聖光の入試はその翌日です。栄光に落ちたことがわかった上での入試でしたので、もうひどかったですよ。最悪のコンディションです。

―――3日の様子はどんな感じでしたか。
母:合格発表が午後2時、本人は夫と一緒にQゼミで発表を確認していました。担任の外丸先生も一緒だったようです。私は自宅にいて、「不合格」を聞きました。もう絶望です。帰ってきた子供の顔も、私がかわいそうになっちゃうぐらい本当に沈んでしまって…。

―――そう考えるとすごい逆転劇ですね。だから合格を知ったときに「絶叫しました」ってアンケートに書かれていたんですね。どれくらい絶叫したんですか?
礼:「え―――――!」って(笑)
母:「本当に―――――?!」って(笑)

―――ちなみに聖光学院の合格発表はネットですか。
母:はい。最後の試験でしたので、最後ぐらい自分で責任持って確かめなさい、って言いました。本人も「はいはいどうせダメだけど一応見ておきますか」っていう感じでパソコンを開いたんです。それがまさか合格とは。

―――発表は自分の受験番号が載っているかを調べる形ですか。
母:いえ。受験番号と誕生日を入れるとぱっと画面に出るんですよ、結果が。「合格です」とか「残念です」とか。で、ぱっと「合格」って文字が画面に出て、「え――――!」です。礼:まさか!と思って何度も確かめちゃいました。

受験の「怖さ」を実感。

―――アンケートに「受験の怖さを知りました」と書かれていますが、具体的に怖さの意味を教えてください。
母:先ほどもお話しましたが、うちはもう本当に2日の栄光学園に目標を定めていたし、偏差値的にもほぼ受かるつもりでいたので、まさか、まさか落ちるとは。ものすごく動揺しました。でもここで気持ちの切り替えをして明日の聖光学院に備えなくてはいけないのに、それが私はできなくて、本人はもっとできなくて、本当にもうかわいそうで・・・。

―――親子で泣いたと聞きましたが。
母:はい。「ごめんなさい」って本人が言うんです。私の方も「期待をかけすぎて、ごめんね」って。とにかくごめんなさいの言い合いで、あの日の夜は二人して泣いていました。「わが子に『ごめんなさい』って言わせる世界って何なんだろう」って、夜中も一人でずっと悩んでいました。

―――栄光が×で、どこに行くことにしたんですか。
母:押さえの学校として、サレジオと神大附属には合格をいただけていたので、本人はサレジオに行くつもりでいたのですが、その後、浅野中にも合格をいただけて、偏差値的には浅野がいいのかな、それを本人に説得しようかっていうことになって、一回、外丸先生に電話をして「浅野に受かったので浅野にしたいんですが、本人はサレジオに行きたいって言っているのでどうしたらいいんでしょうか」と伝えると、「それじゃもう連れてきてください」っ言われて、聖光学園の試験の後でQゼミに連れてきて、いろいろ話をしていただき、「じゃあ浅野にしよう、もう気
持ちを切り替えよう」「浅野もこんなにいいところあるよ、楽しいそうだよ」なんて言いきかせて浅野で気持ちを固めていたところに聖光の合格がわかってまた動揺。今度はいい意味で、ですが。

―――進学先の決定にもひと苦労されていたんですね。
母:はい。こんなに短期間に上から下まで気持ちを揺れ動かされる日があるのかと、受験って本当に怖いなと思いました。

先生からの課題、3週間で3,000題。

―――社会科でつまずいたと書いてありますが、具体的に何につまずいたんですか。
母:確か6年生の6月頃、模擬試験で社会がすごく低い点数を取ったことがあったんです。

―――公民や歴史とか分野別ではなくて社会科全部ですか?
母:はい。暗記が苦手だったのが、ここにきて露呈したんだと思います。で、こんなに低くてはダメだと外丸先生に言われて、課題を出しますと。で、「マスター社会」を全ページやれって言われました。3,000題解きなさいって。あと、「丸ごと暗記」も覚え直しなさい、と。

―――3,000題?たいへんですね。やれたんですか?
礼:はい。6月の3週間で3,000題、やり切りました。そうしたら飛躍的に社会の結果が上がりました。

―――すごいですね。でもその次に算数でもつまずいたと書かれていますが…。
母:はっきり覚えています。12月5日でした。最後から2番目の模試のときです。子どもが帰ってきて最初に「算数ができなかった本当にごめんなさい」って言ってきたんですよ。さっそく外丸先生に相談です。何でこの時期に?という話になっていろいろ見ていくと、やっぱり基礎ができてないっていう話になって。応用問題はできるのに基礎問題で点数を落としている。だからもう一度基礎をやり直せって言われました。それで山ほどの基礎問題をびっちりやらせました。

―――基礎をあまり重視していなかったのかな?
礼:うー。一応、計算はすごく頑張っていたんですけど、ミスは多かったですね。どうしても応用問題の方が楽しいから、「そっち解いちゃおう」って感じになって、結局、基礎問題の量は少なかったもしれないです。

―――具体的には何をやりなさいって言われたんですか?
礼:「サーパス」です。「サーパス」の中にいろいろ書き込んでいただいて、何ページから何ページのこの類題を全部、とか指定していただきました。

―――で、成果は出たんですか?
母:2週間過ぎたあたりから少しずつ成果が出始めて、なんとか元のレベルまで戻せました。

Qゼミの先生は親以上に子どものことがわかっているような気がします。

―――Qゼミのよいところはどんなところだと思いますか?
母:私がすごいと思うのは、先生が親以上に子どもことをよくわかっている点ですね。うちの子が他の同級生よりも幼いこととか、どんな性格かもよく把握していらっしゃいます。「礼人はこういうところがあるから直さないと」って指摘されて、もう本当にその通りでございますと(笑)。

―――こういうところとは?
母:例えば、隙を見せると手を抜くところですね。私も、うすうす感じてはいたんです。宿題をごまかしてるな、とか。

―――そうなの?
礼:・・・まあ、はい。漢字練習は例文ごと書かなくてはいけないんですが、漢字だけ書いてやったことにしたり…。
母:面談時によく言われていたのは、机は汚いし忘れ物も多いし、持ち物の用意も苦手だし、そういう幼さがあると中学に進んでからも困るよ、と。偏差値の問題だけじゃなくて、そういう学校に集まる子はみんな精神的に大人になってるんだから、いつまでも散らかりっ放しで友達に手伝ってもらうようじゃダメなのよ、みたいなことはすごく言われていました。精神的に成長することも受験には大事なんだなと教えていただきました。実はある時期、大手の塾の模試を受けたことがあって、そのときいろいろ勧誘されたこともあるのですが、そこに移らず、Qゼミに残ったのは、やっぱり生徒一人一人のことをちゃんと見てくれる安心感は何物にも代えがたいと思ったからです。

―――そんなこともあったんですか。Qゼミに残っていただいてよかったです(笑)。
今日はいろいろなお話を聞かせていただき、ありがとうございました。礼人くんの今後の活躍を楽しみにしております。

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