中学入試 国語 出題作品紹介 ひとりで、考える 小島俊明

産まれて覚える “ひとりの味”

出題作品


書名:ひとりで、考える 哲学する習慣を(岩波ジュニア新書)
著者:小島 俊明
刊行日:2019/5/22

出題校

筑波大学附属駒場中学校、高輪中学校、帝京大学中学校

出題ページ

P34 フランスでは「躾(しつ)ける」といわず「教える」といいます。
筑波大学附属駒場中学校 出題

あらすじ

2020年度の教育改革により重視される“自分で考える”力、それを18歳までに“哲学する”習慣を身につけることの大切さを述べた論説文です。

ポイント

第1章の「『ひとり』を大切に」からの出題です。

フランスの育児法では、産まれたばかりの赤ちゃんに対しても、”ひとりで考える”ことを身につけさせるという論説です。

泣いている赤ちゃんをすぐに抱き上げてあやすのではなく、泣き止むまで “待つ”ことで、赤ちゃん自身が待つことを学ぶ、それこそが“学習”であると論じています。

出題は、表題の“教える”とはどういうことかを問うものでした。

日本の“躾ける”は手取り足取り教え込むような意味合いだが、“教える”は自分から考えさせて行動できるように導くこと、というようにまとめます。

大人として自立するために大切な“ひとりで考える”こと、小学生の今からたくさん“考える機会”を持ちたいものです。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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