
自然や未来に “甘えるな!”
出題作品
2050年の地球を予測する 科学でわかる環境の未来 (ちくまプリマー新書 393)
書名:2050年の地球を予測する 科学でわかる環境の未来
著者:伊勢 武史
刊行日:2022/1/7
出題校
浦和明の星女子中学校、大妻中学校、品川女子学院中等部、青山学院横浜英和中学校
出題ページ
P158 僕らの甘え
品川女子学院中等部 出題
あらすじ
地球の未来や環境をとりまく状況を“2050年”という近未来に焦点をあてて論じていく論説文です。
ポイント
「幻想を捨てて学ぼう」からの出題です。
環境問題を考える上で障害になる“理想の追求“にとらわれることなく、批判的思考を働かせて環境保全活動に取り組み、2050年の未来を思い描くという内容です。
問題は、人間と自然の関係における“甘え”とはどのようなことかを説明するもので、自然は大きくて、そこに生息する生物もスケールが大きいので、そこに甘えて人間がそれらを多少雑に扱っても大丈夫だろうと考えがちになる、ということを記述します。
環境問題に関する入試出題はもはや特別なことではないですが、出題の背景を考えるに、地球の未来に思いをはせると、決して他人事ではなく一人ひとりが理想に甘えることなく自分の考えをはっきり表現できることが大切なのだと思います。
執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦







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