中学入試 国語 出題作品紹介 サクラ咲く 辻村 深月

あとで気づく 誰かの支え

出題作品


書名:サクラ咲く
著者:辻村 深月
刊行日:2014/3/12

出題校

日本大学豊山中学校、鎌倉女学院中学校、広尾学園中学校、法政大学第二中学校、和洋国府台女子中学校

出題ページ

P146 マチは「ありがとう」と思った。 琴穂にも、手紙をくれた見えない誰か にも。
日本大学豊山中学校 出題

あらすじ

本好きな中学1年生のマチが図書室の本から偶然見つけた「サクラチル」のメモ。

姿の見えないメモの主と本にはさむメモでの交流。

そしてマチをとりまく交友関係を描いた物語です。

ポイント

この場面は合唱の練習をまじめにやらない琴穂に毅然(きぜん)とした態度で注意したマチ。

しかし、気まずさから心を痛めるマチ。

そんなマチが図書室で新しいメモを見つけ、マチがそれまで気づかなかった友だちが持っている責任感や見えない誰かに励まされ、支えられていることに気づく場面です。

出題箇所こそ違えど、どの学校もこの場面から出題されています。

人は誰かに支えられ、励まされて生きているということを読み取ることが正否のポイントとなります。

中学入試で扱われる作品が増えてきた辻村深月氏の今後の作品にも注目していくべきでしょう。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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