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受験対策ブログ

【高校受験】志望校が決まらない中学生へ贈る、夏の学校見学のすすめ

中学生のみなさんは6~7月の定期試験を終えて、夏休みの計画や部活動に励んでいる頃でしょう。
一方で、周りの友達は志望校が決まり始めているのに、「自分はまだピンとくる学校が見つからない」と焦りを感じている人はいませんか?

しかし、8月の時点で受験校を絞りきれている受験生は少数派です。神奈川県では合否を左右する中3の内申点が確定するのは11月後半。まだ自分の立ち位置が見えないこの時期に迷うのは、ごく自然なことです。

だからこそ、7月末から8月の学校見学やオープンキャンパスを活用しましょう。迷いの正体は、学校ごとの違いや自分が大切にしたい要素が分からないことにあります。実際に足を運び、「ここなら入学後のイメージがわく」という納得感を得る機会にしてください。
そこで今回は、学校見学に行く前の準備とチェックポイントを具体的に紹介します。

■知っておきたい、公立と私立をフラットに見比べる視点

パンフレットに載っている言葉や数字だけで判断しようとすると、どうしても各学校の細かな違いは見えにくくなるものです。 そこで、公立か私立かというイメージを一度リセットして、両方の学校を同じ目線で見比べてみることをおすすめします。

神奈川県の公立高校と私立高校には、実際に足を運ぶことで初めて見えてくる環境や全体の雰囲気の特徴があります。

  • 公立高校の持つ雰囲気
    生徒の自主性を大切にしている学校が多く、部活動や行事に生徒たちが中心となって取り組む、落ち着いた活気があります。自分たちが主役になって高校生活をリードしていきたいと感じる人にとって、しっくりくる空気感のはずです。
  • 私立高校の持つ雰囲気
    施設や設備が整っており、日々の学習や進路指導に対するサポート体制が充実している学校が多く見られます。整った環境で、安心して3年間を過ごせる仕組みが魅力的に映るかもしれません。

自由でのびのびとした環境が自分に合うのか、それともサポートが手厚く落ち着いた環境が心地よいのかは、どちらの学校も見て比べることで、初めて自分の好みがはっきりと見えてきます。

■違いを肌で感じるための3つのチェックポイント

細かく比べようとしたり、頭で難しく考えたりする必要はありません。以下の3つの視点で、見学中に「見る・歩く・問いかける」を意識してみてください。

  • 在校生の普段の姿と、自分の居心地
    学校の本当の姿は、きれいに作られたパンフレットではなく、廊下ですれ違う先輩たちの表情に表れます。校内を歩くとき、先生や先輩たちの様子を少し観察してみましょう。
    「すれ違うときに挨拶や会釈があるか」「友達同士でどんな声のトーンで話しているか」「先生と話すときの表情が硬いか柔らかいか」。その空気感の中に、自分が制服を着て混ざっている姿を想像したとき、なんとなく馴染めそうだなと思える感覚を大切にしてください。
  • 毎日の生活としてのリアルな通学路
    神奈川県の高校は、駅から少し離れた場所にあったり、坂道を登ったりする学校も少なくありません。夏の暑さの中、実際に駅から学校まで歩いてみることは大切です。
    「電車の混雑具合や実際にかかった時間」「坂道のきつさや歩道の広さ、交通量」「日陰の有無」などを意識してみてください。大雨の日も部活で疲れた日も、この道のりを歩いて毎日通学するという具体的なイメージがわくことで、高校生活がぐっとリアルに感じられるようになります。
  • 学校全体が持つ日々の雰囲気の相性
    学校の雰囲気は昼休みや放課後の過ごし方にも表れます。特に食事は毎日のことなので、カフェテリアや売店が使いやすそうか、生徒たちがどんな風に利用しているのかを現地でイメージしてみましょう。
    また、土曜日の学校見学では部活動に励む生徒たちに出会えるかもしれません。そういった生徒たちの熱量を肌で感じてみてください。その”合う/合わない”感覚こそが、あなたにとって一番信頼できる判断材料になります。

■学校見学が終わったその日にやっておきたいこと

これから学校見学に行く皆さんは、何かをノートに細かく書き留める必要はありません。毎日勉強を頑張っているのですから、見学の日は自分の目で見て、肌で感じるだけで十分です。
その代わり、見学が終わって家に帰るまでの間に、自分のためにできる簡単な工夫を一つだけ紹介します。
それは、もらった学校パンフレットの表紙の隅に、◎、〇、△のどれか一つを、自分の直感だけで小さく書き残しておくことです。

◎:なんとなく雰囲気が好き、ここなら楽しく通えそう
〇:普通に良い学校だと思う、通うイメージもわく
△:ちょっと自分には合わないかもしれない

人間の記憶は時間が経つと曖昧になり、特に複数の学校を見たときは印象が混ざってしまいがちです。見学したその日のうちに、自分の素直な感覚を一文字だけで残しておく。これだけで、秋以降に受験校を最終的に絞り込んでいくときの、手がかりになってくれます。

■ここもいいなと思える学校がいくつかあると、それだけで安心できる

この時期の学校見学のゴールは、志望校を1校に絞りきることではありません。「どの学校に進学しても自分らしく過ごせそう」と思える候補が2〜3校見つかれば、今の段階では十分な成果です。

偏差値や倍率といった数字だけで選ぼうとすると、迷いは深まるばかりです。しかし、実際に足を運んで「なんとなく雰囲気が好きだな」と思える選択肢を手元に用意できれば、それだけで心に安心感が生まれます。そしてこの安心感こそが、迷いに使っていたエネルギーを目の前の1問に向け直し、8月の暑さと夏期講習を乗り切る力になります。

夏休みを目前に、気持ちが急いてしまう人も多いはずです。そんなときはまず学校見学の日程を調べてスケジュールに組み込み、それから学習計画を立ててみてはいかがでしょうか。この夏休みが、皆さんにとって納得のいく選択肢を見つけるきっかけとなることを願っています。

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