中学入試 国語 出題作品紹介 朔と新 いとうみく

ともに踏み出す 新たな一歩

出題作品


書名:朔と新(さくとあき)
著者:いとう みく
刊行日:2020/2/6

出題校

栄光学園中学校、ラ・サール中学校、成城中学校、浦和明の星女子中学校、淑徳与野中学校、カリタス女子中学校、昭和学院秀英中学、

出題ページ

P258 すげー恥ずかしかったよ。
ラ・サール中学校、淑徳与野中学校 出題

あらすじ

高速バスの事故に巻き込まれて視力を失った19歳の滝本朔(たきもとさく)と、そのバスに乗る原因を作ってしまったと感じる弟の高校生新(あき)の物語。
二人はブラインドマラソンと出会い、兄弟同士や様々な人たちとぶつかりながらも“兄弟の絆”を取り戻していきます。

ポイント

出題は、ブラインドマラソンの伴走中に朔を転倒させケガをさせてしまったことを悔やみ、伴走をやめたがっていた新に、朔がある手紙を見せるという場面からです。

目の見えなくなった朔をはげますために、バス事故に居合わせた少女が一生懸命に絵や点字をかいて送ってくれた画用紙を新に見せて、表題のことを言います。

どの学校の問題も“恥ずかしかった理由“を記述させるものでした。
自分のために少女が一生懸命気持ちを伝えてくれたのに、自分は目が見えなくなったという現実から逃げようとしていたこと、そしてそれらを改め、これからは新と一緒に”新たな一歩”を踏み出したいという朔の気持ちをまとめます。

2021年の首都圏中学入試において物語文としては多くの学校で出題されています。 今後の入試でも出題が予想されます。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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