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受験対策ブログ

神奈川県立高校入試で学ぶ! 社会「日本と大陸とのつながり」後編

夕焼けと船

ドラマで一気読み!日本を動かした「4つの大事件」と覚え方のヒント

前編では、2017年の神奈川県公立高校入試を例に、歴史を「大陸とのつながり」という一本の軸で捉える重要性をお伝えしました。バラバラだった知識が、地図や年表という「資料」を通して一つのストーリーにつながる感覚を掴めたでしょうか。

入試で問われるのは、単なる暗記ではなく「なぜその出来事が起き、その結果どう時代が変わったか」という原因と結果の連鎖です。

そこで後編では、入試にも頻出する「日本の歴史をガラリと変えた大陸とのつながりにまつわる4つの大事件」をピックアップしました。
前編で学んだ「ストーリーで捉える学習法」を実践しながら、中学生の皆さんが一生忘れないための「語呂合わせ」と一緒に、一気に読み解いていきましょう!
※説明は、歴史の大きな流れをつかむためにわかりやすくしている部分があります。

1. 飛鳥時代:国家存亡の危機が「仕組み」を作った

【663年:白村江(はくすきのえ)の戦い】
語呂合わせ:「む…むざん…(663)白村江、新羅に敗れて無残かな」

飛鳥時代に朝鮮半島へ日本が出兵して、唐(中国)と新羅(朝鮮半島にあった国家)の連合軍と戦ったのが「白村江の戦い」です。
朝鮮半島でのこの戦いに大敗北した日本は、初めて「外国から攻め込まれるかもしれない!」という猛烈な危機感を抱きました。前編の年表でも見た通り、ここから約50年間の「空白」に、日本は必死の改革を行います。

「このままでは国が乗っ取られる、急いで唐のような強い国を作らなきゃ!」と始まったのが、法律(律令)で国を治める国家プロジェクトです。

  • 大宝律令(701年): 全国に命令を届けるルールが完成。「なおい(701)い国に大宝律令」
  • 防人(さきもり): 九州を守る沿岸警備隊を配置。
  • 平城京(710年): 外国に見劣りしない首都機能を整備し奈良に遷都。「なんと(710)見事な平城京」
【ストーリーの軸】 外国への「恐怖」が、日本をバラバラの豪族の集まりから、天皇中心の「中央集権国家」へと進化させた。

2. 鎌倉時代:勝ったのに「お給料」が出せない!?

【1274年・81年:元寇(げんこう)】
語呂合わせ:「人船(12ヒトフネ)なし(74)だ、はい(81)終わり! げんこつくらって元寇終了」
【1333年:鎌倉幕府滅亡】
語呂合わせ:「北条の 一味(13イチミ)さんざん(33)幕府滅亡」

鎌倉時代、元(今のモンゴルのフビライ=ハンが皇帝のころに、西はヨーロッパから東は中国までを領土とした世界最強だったモンゴル帝国)が、日本の九州に攻め込んできました。国家存亡の危機がまたしても訪れます。

武士たちは命がけで戦い、なんとか追い返しました。しかし、ここに鎌倉幕府を揺るがす大きな誤算がありました。

これまでの内戦では、勝てば敵から奪った土地を「恩賞(お給料)」として配れましたが、今回は守りきっただけなので、配る土地がありません
「命をかけたのに、何ももらえないのか!」という武士たちの不満。これが北条氏が実権を握っていた鎌倉幕府の滅亡という結果への直接の原因となりました。

【ストーリーの軸】 外敵の防衛には成功したものの、戦後処理(恩賞)の行き詰まりが武士の離反を招き、皮肉にも幕府の寿命を縮めてしまった。

3. 戦国時代:新兵器が「戦い方」の常識を変えた

【1543年:鉄砲伝来】
語呂合わせ:「鉄砲広まって、以後よさげ(1543)な戦国時代」
【1575年:長篠の戦い】
語呂合わせ:「長篠で 鉄砲連射だ 以後泣こう(1575)」

前編の入試分析でも登場した「種子島への鉄砲伝来」。たった一丁の武器が、日本の風景を変えました。
航海技術の発達によって、遠くヨーロッパから宣教師たちがキリスト教の布教のため、日本にやって来るようになった室町時代末期から戦国時代にヨーロッパから鉄砲が伝わります。

それまでの戦(いくさ)は個人の勇猛さが光る「一騎打ち」が主流でしたが、鉄砲の登場で「集団による組織戦」へとルールが変わります。
この新兵器にいち早く注目し、大量生産の仕組みを作ったのが織田信長でした。信長は徳川家康と組み、その新兵器を使って戦国時代最強と言われた甲斐(かい・今の山梨県)の武田軍を倒してしまいました。その戦いを「長篠の戦い」といいます。

戦国武将たちの悲願だった天下統一事業は、信長の後、家臣の豊臣秀吉、盟友の徳川家康へと引き継がれてゆき、江戸時代につながっていきます。

【ストーリーの軸】 新兵器が戦いのルールを激変させ、その合理的な戦法を極めた信長が天下統一の道筋をつけ、長く続いた戦乱を終結させた。

4. 江戸時代:黒船が連れてきた「武士の時代の終わり」

【1853年:ペリー来航】
語呂合わせ:「ペリー来て、人はこみ(1853ヒトハコミ)あう浦賀港」
【1867年:大政奉還 王政復古の大号令】
語呂合わせ:「江戸の人は(18)むな(67)しき、大政奉還」

日本の歴史上、黒船来航はよく知られた外国の影響によって時代が大転換したできごとですね。

200年以上続いた「鎖国」という平和な眠りを、巨大な黒船が揺り起こしました。アメリカからの強硬な開国要求に、幕府は大混乱に陥ります。

「幕府にはもう任せられない!」「天皇を中心とした新しい強い国を作ろう!」というエネルギーが日本中で爆発。わずか15年後には、徳川将軍が政権を返す「大政奉還」が行われ、約700年続いた武士の政治は幕を閉じました。

【ストーリーの軸】巨大な軍事力を見せつけた外国勢力による開国要求が、日本の「武士による政治」を終わらせて近代化への扉をこじ開けた。

5. 語呂合わせ まとめ

大陸との関係で、時代の転換時期を覚えておくと、日本史全体の見通しがつきやすくなります。
ぜひ語呂合わせで年号も覚えてしまってくださいね。

年代 出来事 語呂合わせ
663年 白村江はくすきのえの戦い む(6)むざん(63)白村江、新羅に敗れて無残かな
701年 大宝律令 なおい(701)い国に大宝律令
710年 平城京遷都 なんと(710)見事な平城京
1274年 元寇(文永の役) 人船(12ヒトフネ)なし(74)だ、はい(81)終わり! げんこつくらって元寇終了
1333年 鎌倉幕府滅亡 北条の 一味(13イチミ)さんざん(33)幕府滅亡
1543年 鉄砲伝来 鉄砲広まって、以後よさげ(1543)な戦国時代
1575年 長篠の戦い 長篠で 鉄砲連射だ 以後泣こう(1575)
1853年 ペリー来航 ペリー来て、人はこみ(1853ヒトハコミ)あう浦賀港
1867年 大政奉還 江戸の人は(18)むな(67)しき、大政奉還
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