お雑煮で論理的思考、してみませんか。

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こんにちは。
ことばの学校事務局の佐野です。
もうすぐ、12月です。
ちょいと気が早いですが、お正月の話。
皆さんのお家では、どんなお雑煮を食べますか?
お餅はどんな形をしていますか。?

一般に、お雑煮に入れるお餅は関東では角餅(四角形)、関西は丸餅(円形)であることをご存知ででしたか。
そして、記述問題でこんなのが出題されたら、どう答えますか。

「雑煮における餅が関西では円形のものが使用され、関東では四角形のものが使用されている理由を答えなさい。」
論理的に考えるために「作り方」を考えて比べてみましょう。

角餅は、のし餅という大きな板状の餅を縦、横に切って作ります。
じゃあ丸餅は?どうやって丸い形にしますか?
団子と同じですね。手でこねて丸くします。

ここで、「効率」というキーワードがあるとどうなりますか?
角餅と丸餅、どちらが「効率」がよいですか?

もうひとつ。
いま求められているのは「関西」と「関東」の比較です。
関西の中心を京都、関東の中心を江戸(東京)とすると古くからあるのはどっちですか?
ここでのキーワードは「歴史」です。

つまり、記述問題の解答は、歴史のある京都(関西)では昔からのやり方、風習が重視されて、手でこねる丸餅が作られ続けたが、歴史の浅い江戸(関東)では効率が優先され、手間のかからない角餅が作られるようになった。
こんな風に考えることができます。

実際には関西は公家文化、関東は武家文化の影響を強く受けていたという側面もあるようです。
いろいろな側面、観点から論理的に考えるにはまずは頭をやわらかくすることです。
つきたてのお餅みたいに。

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