たったひとつ

元気が出るブログ表紙

みなさんこんにちは。
「なんでもいいからやりたいことを見つけて、たったひとつでいいから他の誰にも負けないようにしなさい」
小学校の時の担任の先生の口癖です。
その先生はクラス全員と毎日、交換日記をすると決めました。
生徒全員が嫌がりました。だって毎日書くって言うんだもの。

私もみんなと同じで「勉強を頑張りました」とか「友達と遊んで楽しかった」などと、おざなりな1行を提出していました。
先生からの返答は「時間は欲しがるものじゃなくて作るもの」とか「大事な人にありがとう、と言いましょう」とか、かたい名言集みたいな感じでした。
ある日、「特に何もない1日でした」と書いたら「それはとても悲しいことですね。先生だったら耐えられません」と返答が来ました。
その時は、特に気にしませんでした。
だって、何もしない1日なんて、しょっちゅうあるじゃないですか。
先生が、病気で退職すると知らされたのは、冬でした。
全校集会で校長先生が言いました。
「○○先生は、実は4月から自分が助からない病気だと知ってました。でも最後まで先生がしたいと、1年間やらせてくださいと私に頼んできたんです。みんなには「最後まで一緒にいられなくてごめんなさい」と謝ってました」
何気なくすごしている1日が、先生にとっては違ったこと、先生が書いていた言葉の意味、そのすべてが一気に理解できました。先生にとっての今日は、また明日来る1日じゃなかったんです。
さいごの交換日記の先生の言葉は「S君へ 何もせず生きるのも、頑張って生きるのも実は自由です。でも、みんなは、まだ何にでもなれます!人間に生まれたならば何かすることがあるはずだよ!先生は、先生をすることだったよ!」でした。

自分の命があと1年と知ったら、今日1日を今と同じようにはすごさない。
そうやって、毎日、何でもやってみませんか。
みんな。

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