受験勉強で思うような結果を出せない人には共通の特徴があります。あなたも当てはまっていないか、今すぐチェックしてみましょう。
この記事では、受験失敗を避けるための重要ポイントをわかりやすく解説します。

受験失敗の3大原因

受験に失敗しやすい人には、次の3つの共通点があります。あなたも心当たりがないか確認してみてくださいね。

1. 勉強量が足りない

どんな受験生でも学習内容を習熟、定着させるためにはそれなりの時間がかかります。その勉強量が足りていないと思うように成績を上げることができません。

まず勉強量をアップするための3つのポイントを確認してみましょう。

①　志望校を決めよう

志望校が決まっていないと学習内容の重点化や勉強の必然性があまりないので、自主的な勉強にはなかなかつながりません。

志望校が決まると重点科目が明確になり、勉強への意欲も高まります。例えば、理系志望なら数学と理科に、文系なら国語と社会に時間を割くなど、効率的な学習計画が立てられます。

志望校がなかなか決まらない気持ちもわかりますが、目標は早めに決めるが吉！自分自身の問題ではないところで迷いがあるなら家族や先生と率直に話し合って、オープンキャンパスにも足を運んで、あなたの意思をなるべく早く固めてください。

②　生活習慣を整え、毎日の勉強のルーティーンを確立しよう

「勉強しなきゃ」と思いながら夜更かしをして睡眠不足になる悪循環。まずは毎日同じ時間に起床・就寝する習慣をつけ、体調を整えることが第一歩です。
そして平日に勉強しやすい教科、休日に勉強しやすい教科など、自分のペースや好みに合ったサイクルを確立して毎日の習慣にしましょう。

③　勉強を量でとらえず質を大事にしよう

「今日は3時間勉強した」という時間だけの評価ではなく、「英単語50個覚えた」など成果で評価する習慣をつけましょう。時間だけを目標にするのは効率が良いとは言えません。

2. 依存体質が強い

自分で考えず周りに流されやすい人は、受験で成功しにくい傾向があります。例えば、友人が「この参考書がいい」と言えばすぐに買い替えたり、SNSの勉強法をすべて試そうとしたりする行動は要注意です。

3. 質の高い勉強ができていない

「受験は要領」と言われますが、質の高い勉強は才能ではなく工夫次第で誰でも実現できます。
勉強の質を高めるために、意識を変え、行動を変えるポイントを見てみましょう。

「暗記力が悪い」は思い込み

多くの場合、暗記力の問題ではなく方法の問題です。例えば、英単語を覚えるなら、単に読むだけでなく、書いたり、音読したり、イメージと結びつけたりする方法を試してみましょう。
自分の効率の悪さを改善できないと思い込んでいる人は、まずその意識から改善しましょう。
具体的にはまず、他の人の目線を取り入れることをおすすめします。
今おちいっている自分の問題を客観視するために、学校や塾の先生に相談してみましょう。

復習を最優先にする

新しい内容を学ぶ前に、既習内容の定着を確認しましょう。例えば数学なら、公式を完全に理解してから応用問題に進む方が効率的です。「忘却曲線」にならった復習カレンダーを作成して計画的に行うと効果的です。

目的意識を持って勉強する

「なぜこれを学ぶのか」を常に意識しましょう。英単語を覚えるのは長文を読むため、数学の公式を覚えるのは問題を解くためという具体的な目的があると、モチベーションが維持できます。

まとめ

すべての力を身につける万能な勉強方法はありません。大切なのは、自分に合った勉強法を自分で考え試行錯誤してみて、継続できる方法を探すことです。
そして合格を勝ち取るために次の6つを意識しましょう。

• 早期に目標設定
  早い段階で志望校を決め、逆算して計画を立てられる人は成功率が高いです。例えば高校2年生の夏までに志望校を決定するなど、具体的な期限を設けましょう。
• 常に向上心
  日々の勉強の質を向上させるよう工夫し、反省と改善を繰り返せる人は着実に力をつけていきます。「今日の勉強で良かった点・悪かった点」を毎日振り返る習慣をつけましょう。
• 効率重視
  ダラダラと非効率な勉強はせず、集中して取り組める人は同じ時間でも多くの成果を出せます。短い休憩を挟む「ポモドーロ・テクニック」なども効果的です。
• 体調管理が上手
  十分な睡眠時間を確保し、適度な運動や栄養バランスの取れた食事など、体調管理に気を配れる人は集中力も持続します。
• 自己責任の意識
  周りのせいにせず、自分ができる改善点を考え、行動に移せる人は困難を乗り越えられます。環境を言い訳にしない姿勢が重要です。
• バランス感覚
  アドバイスを素直に受け入れる柔軟さと、情報を冷静に判断できる客観性を併せ持つ人は、効率よく実力を伸ばせます。

試験日の直前まで成績を伸ばせる受験生は、暗記は自分にとって○○だからこう勉強した、ネット動画で見た方法は自分に合わないと感じたから少しアレンジしたらハマった、そんな風に話してくれます。
あなたもぜひ、自分らしい勉強法にたどり着いてくださいね。
せっかく多くの時間と労力をかけて受験勉強するのだから、その努力がしっかり報われるよう、今日から一歩ずつ変えていきましょう。