伝記をすすめる父親の気持ちがわかる。

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Qゼミの上野です。
やっと秋らしくなってきたと思えば、それもつかの間。
急に冬の訪れを感じさせるような天候に、体調を崩している人も、多くなってきているようです。
でも、暦の上では、まだもう少し秋。秋と言えば「食欲の秋」と、言いたいところですが、ここでは「読書の秋」についてです。
私が小学生の頃は、「怪人二十面相」や「シャーロックホームズ」シリーズなど、推理小説ものを好んで読んでいたように思います。
ところが、私の父親が買ってくる本と言えば、偉人の伝記ばかり。
豊臣秀吉や徳川家康などはまだいいのですが、例えば二宮尊徳と言っても、子どもだった私にとっては、何となくピンとこない人物。
伝記は、読みたくて読んでいた本ではなかったのです。
あれから月日が流れ、私が今、一番好んで読んでいる本は歴史小説です。

歴史上の登場人物を中心に描かれた物語についつい引き込まれ、5回も繰り返して読んだ本があるくらいです。
その中で、特に感銘を覚えた人物については、さらにその人物の伝記を読んだりもしています。
当時父親が私に何を与えようとしていたのか、今では何となく、分かるような気がします。
とは言うものの、やはり読書は面白くなければいけません。
自分が気に入った本が見つかったならば、その本をジャンルに関係なくどんどん読んでいけばいいと思います。
そんな私が、このところ毎晩寝る前に読んでいる本は2回目となる「新太平記」です。

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