絶対に読み間違いをしない方法あります

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お元気ですか。
Qゼミの小野です。
文章問題を解いて間違ったとき、悔しいミスって何ですか?
計算間違い?写し間違い?
きっと読み間違いも悔しいですよね。
実は…「絶対に読み間違いをしない方法」があるのです。
といいたいところですが、残念ながらありません。
生徒と一緒に解いた問題。
「ある道の90mの区間の両側に、桜とツツジの木を植えます。両側とも最初と最後は桜の木で、桜と桜の間にはツツジを2本植えます。木と木の間はすべて同じ間かくで(①)mあけると、桜は全部で(②)本、ツツジは80本必要です」
よくある植木算の問題です。ツツジと桜、木と木の間 … できましたか?

80本÷2本=40…桜と桜の間の数、その間にツツジを2本植えるので … 答え(①)=0.75(3/4)m、(②)=41本(※)
小学生なら一生懸命小数の計算をしたのに、「円周率=3」となっていて、悔しい思いをした経験はありませんか。
「ABの間を兄はAから弟はBから同時に出発し、それぞれ一定の速さで両地点を休まずに何度も往復します」という問題、いつもよくできる生徒が何度解いても間違った式を書いてきます。

解けない原因は『両地点』という意味がわからず、適当に読み飛ばしていたことでした。
「ABの間を兄はAから弟はBから同時に出発し、それぞれ一定の速さで『AB間』を休まずに何度も往復します」と言い直してあげると直ぐに解けました。
「3ab+2ab=(3+2)ab=5abと計算できる。このように計算してもよい根拠となる法則を□□法則という。」
3と2を加えていることが「結合」と勘違いし、結合法則と答えた生徒が多かったです。
(3+2)ab=3ab+2abの順番であれば、「分配」されているので『分配』法則と答えられたかもしれません。

分配法則a×(b+c)=a×b+a×c、(b+c)×a=b×a+c×a
結合法則(a+b)+c=a+(b+c)、(a×b)×c=a×(b×c)

 (学校図書中学数学1年 参考)
「√4 の平方根は2です」
一瞬正しい文章だと思ってしまいません?
√4=2です。2の平方根は±√2なので間違っています。

文章を区切って意味を確かめればわかりますよね。
算数や数学・理科(図形などの一部を除く)の問題を解くにも、まず必要になるのは「日本語で書かれた文章の理解」です。
では、どうしたら効率よく「読解」でき、少しでも読み間違いをなくすことができるのでしょう。
私もよく間違います。
先日も本屋さんでみつけた絵本のタイトルが「うさぎとカナ」ん?うさぎと私がどうしたって?っと思ったら「うさぎとカメ」だったり。
だから気をつけていることがあります。

 1) 1行目と最後の文章をゆっくり(できれば指でなぞりながら)読む
 2) 文章を切って(意味のわかる単語とわからない単語にわける)読む
 3) 間違った内容を記録
(読み飛ばし×、勘違い△、意味がわからない□ etc)する

特に意味がわからなかった単語については、すぐに意味を調べましょう。
そして、たくさんたくさんたくさ~ん間違いましょう。
間違いをするということは、それだけ問題を解いているということでもあります。
大切なのは同じ過ちを犯さないことです。
ところで 最初の問題、(※)と答えた方、残念!
ほとんどの生徒も同じ答えを出して間違えました。
解説で私が文章を読むと、全員が「え~~~~~!」
私が読んだ文章はここだけです。
「ある道の90mの区間の両側に」

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