受験対策ブログ
日々の授業が入試につながる! 理科を伸ばす考え方
高校受験の理科は、中1の教室ですでに始まっている
「高校受験の勉強は、いつから始めたらいいですか?」
この質問をよく受けますが、私の答えは決まっています。
理想は中学1年生からです。
なぜなら、高校入試では中1で学ぶ内容から普通に出題されるからです。
実際、1・2年生のときに授業をなんとなく受けてきた生徒が、中3になって入試の過去問を解き、こんな声を上げる場面をよく見ます。
「火山の問題が0点だった!」
どちらも、3年生になる前に学んでいる単元です。
3年生の秋から本格的に受験を意識し始めると、こうした事実に必ず直面します。だからこそ、1年生のうちから高校受験を意識して、日々の授業を大切にしてほしいのです。
理科は「中1は基礎、中3は応用」という教科ではありません。
どの学年の単元も、そのまま入試に出る。この意識を、最初から持っておいてください。
3年生になってから1・2年生の遅れを取り戻すことは不可能ではありません。ただ、その復習に時間を使っている間、1年生からコツコツ学んできた生徒は、その時間を入試対策の仕上げに使えます。この差は、想像以上に大きいのです。
1.勉強時間はどのくらいがよいか
できるなら、毎日1時間は理科の勉強時間を取りたいところです。
特におすすめなのが予習です。
予習は「全部理解するため」にやるものではありません。教科書を読みながら、
「この実験、結果はどうなるんだろう?」
と疑問を持つために行うものです。疑問を持った状態で授業を受けると、先生の説明が自然と頭に入ってきます。
とはいえ、部活や他教科もあり、毎日1時間が難しいこともあるでしょう。1・2年生のうちは、宿題を確実にこなすことを最優先で構いません。その代わり、授業中に完結させる意識を持ってください。
ただ聞くのではなく、「今の説明で、なぜそう言えるのか?」と考えながら聞くことが大切です。
実験には特に積極的に参加しましょう。
薬品のにおい、音、色の変化、泡が出るタイミング――
頭の中で動画を撮影するつもりで観察してください。
ノートには結果だけでなく、「いつ・何をしたら・どう変わったか」を短くメモします。
実際に体験し、「なぜこうなったのか」を考えた実験は、簡単には忘れません。
部活が終わった3年生で、前学年の復習が必要な場合は、週末にまとめて6時間ほど集中するのも一つの方法です。理科は積み重ねの教科ではないので、理由を理解しながらやれば、成果が出やすい教科です。自分を信じて取り組みましょう。
なぜ?と考えながら授業をきいて、実験ではつぶさに観察。勉強時間が取れないなら日々の学習に100%の姿勢で取り組もう!
2.難しい問題にはどのように挑むか
1分野の計算問題には、苦手とする人が多い単元があります。
水溶液の濃度、飽和水蒸気量、電流の計算などです。
ここで大切なのは、暗記で済ませないこと。
式を当てはめる前に、「なぜこの式を使うのか?」を必ず考えてください。
間違えたときは、「計算ミス」で終わらせず、なぜその考え方をしてしまったのかを確認します。公式の適用を間違えてしまった、変数に当てはめる数値を間違えてしまった、それこそが理解できていない証拠です。公式の意味や考え方を理解できていれば、公式が多少あやふやでも問題を解く場面では何とかなるものです。
解説を読んでもわからない…そんなときは、先生や友達、塾の先生に聞くのが一番の近道です。
また、間違えた問題専用のノートを作り、「なぜ間違えたか」「正しい考え方」を短くまとめておくと効果的です。月に1回ほど解き直して、理解できているか確認しましょう。
化学記号や化学式など、暗記が必要なものは、自分なりの覚え方を工夫するのも有効です。ただし、意味を理解せずに丸暗記しないことが前提です。
間違った問題の間違った理由こそが伸びしろポイント!間違えるたびに正しい考え方を身につけていけば必ず成績はついてきます!
3.合格に近づくためのおすすめの勉強法
基本は、間違い直しの徹底です。
過去問を解くときも、解きっぱなしにせず、「なぜ間違えたのか」「本当は何を聞かれていたのか」を必ず確認してください。
過去問は繰り返し解くと効果があります。得点を記録し、回を重ねて点数が上がると、自信にもつながります。自分の県の問題で安定して高得点が取れるようになったら、他県の入試問題にも挑戦してみましょう。出題傾向の違いに対応する力がつきます。
注意したいのは、選択問題が多いため、考えずに当たってしまうことがある点です。普段の勉強では、多少時間がかかっても、「なぜこの答えになるのか」を説明できる状態を目指してください。
そして最後に、志望校に合格している自分の姿を具体的にイメージすること。
そのイメージが、毎日の授業や勉強に向かう姿勢を支えてくれます。
過去問を解いて当てずっぽうで正解しても全く意味ナシ!間違いを正しながら、なぜこれが正解なのか自分なりに説明できるようになるまで繰り返し解こう。
理科は「理由がわかれば」必ず伸びる
理科は暗記科目ではありません。
理由がつながった瞬間に、一気に楽になる教科です。
授業でも、予習でも、復習でも、問題演習でも、いつも自分にこう問いかけてください。
「これ、なぜこうなるんだろう?」
この問いを持ち続けた人は、中3になったとき、必ず自分を助けてくれます。
まずは次の理科の授業で、「なぜ?」を一つ、見つけてみてください。
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