「彼(敵)を知り己を知れば・・・!」のタイミングとは?

横須賀中央校の様子

「彼を知り己を知れば百戦殆からず。」

孫子の兵法の中でとても有名なフレーズですが、原文ではもう少し続きがあります。

「彼を知り己を知れば百戦殆からず。
 彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
 彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」

前回、目標を立てることの大切さについて記しましたが、その目標達成のために準備が必要です。それが、このフレーズに隠されていますが、お気づきになりますでしょうか。

目標の実情と現状を把握すること、それが目標達成への第1歩!

「相手のことを知るだけでも、自分のことが分かるだけでもダメで、双方深く知る必要がある。」そのように解釈できるでしょうか。
戦だけでなく、受験やその他の目標においても多かれ少なかれ重要な考え方、そして情報の大切さを教えている言葉だと感じます。

受験に置き換えるならば、「志望校合格!」という目標を達成するためにはその目標の実情を知る必要があります。
そしてより詳しい分析が目標達成への近道となることは間違いないでしょう。

中でも、偏差値はその一部に過ぎず、模擬試験やその時期により変化します。様々な情報を集める必要があります。
中学受験や高校受験、大学受験にもよりますが、偏差値以外にも以下の点で「彼を知る」ことです。

「学校の人気上昇度(社会的な評価、進学実績などでも変化)」
「入試要項の変更(定員や受験回数、受験日、推薦規定など)」
「他校との併願状況による受験生の動向」
「模擬試験等による志望人数の増減」
「入試問題の傾向」
「面接などの筆記試験以外の重視度合」
「合格点の推移や特徴(得点勝負か失点勝負かなど)」
「受験科目の難易度の差や傾斜配点(合否が総合点で決まる場合)」

・・・など。
受験の種類や志望校によって、その他様々な観点から目標到達のために必要な情報を集める必要があります。

この時期、国大Qゼミでは「中学入試250日前セミナー」「高校受験250日前セミナー」「大学入試父母セミナー」などを開催、最新の受験情報はもちろんのこと、どのような対策が必要かをお伝えしています。
さらに、個々に目標が違うため、受験の天王山「夏期講習」前には個人面談を実施。個々の合格までのデザインを仕上げていきます。

横須賀中央校の様子

一方、「己を知る」ことも必要でした。こちらも様々な観点があることは明白ですが、受験で考えると今の実力を知るのに大きく2つの視点があることを分かっていただけると整理がしやすいと思います。

1つは、客観的な模擬試験などのデータから分析する視点です。
この場合、先に述べた偏差値は同じく1つの見方に過ぎません。
「誤答問題の分析」「出題形式による得意不得意」「分野別の正答率」「教科別差異」「志望校内での順位」、特に答案を確認することが大切で、どのような解き方でどのように間違えているのかなど、細かく強みや弱点を分析することが重要です。

もう1つは、直接指導している講師の主観的な視点です。
「授業内での短期的な確認テスト」「その子の解き方(回答にいたる過程など)」「性格面(丁寧さ、思い切りの良さ、慎重さなど)」「語彙、知識量の差」「論理的思考や記述力、表現力の特徴」「基礎の充実度合」・・・など、様々な視点から、目標との差やその達成に有利か不利かを考えます。長年、合格までのプロセスを指導してきている講師だから判断できることです。

横須賀中央校の様子

そして、この2つは両輪、国大Qゼミではどちらにも偏ることなくお子さまの「いま」を把握することを大切にしています。一人ひとりを把握できる少人数指導により、模試の結果だけでない進路指導を行っていくことが可能になり、より目標に到達しやすくなります。

夏の学習計画を立てるこの6月に、「彼を知り、己を知りましょう!」。そう、夏期講習前が最適のタイミングです。そして、その情報が国大Qゼミにはあります。
是非ご相談くださいませ。そして目標に到達しましょう。

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