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教室News

2026年度 神奈川県立高校入試 特色検査問題分析

神奈川県公立高校 適性検査分析

【問1】

解答に必要な力:高い英語力と判断力
知識力 ★★☆☆☆
読解力 ★★★★☆
思考力 ★★☆☆☆
問題別の分析

(歴史と3Dプリンターがテーマの英文問題 計算問題は出題されず)
サグラダファミリアを主題に据え、3Dプリンターの技術に話を発展させた英文。分量は例年並みであるが、rotateやfireproofなど難しい単語も含まれていた。毎年出題された計算問題は姿を消したが、未知の単語を推測する問題が数学の空間図形に関するものだった。読みにくいテーマである上、必要な単語レベルも高い。制限時間の短さを考えると英検2級を持っていると、特色英語にも安定した対応ができるだろう。

【問2】

解答に必要な力:データ分析と数学力
知識力 ★☆☆☆☆
読解力 ★★★★★
思考力 ★★★☆☆
問題別の分析

(食品ロスをテーマにした読み取り問題 やや理系より)
本文の読解問題が1問のみであり、発表に対するアドバイスの妥当性を問う珍しい形であったが、多角的視点を求める特色らしい形式と言える。グラフの読み取りは2問出題されたが、高度な問題ではなく丁寧な読み取りが求められた。計算問題も2問出題。一つは割合の計算だが、本文ともグラフとも矛盾しない文章を選べる読解力が本質。もう一つは質量保存の法則の考え方を利用し、化学反応式に対する本質的な理解で解く問題であった。

【問3】

解答に必要な力:注意力と想像力
知識力 ★★☆☆☆
読解力 ★★☆☆☆
思考力 ★★★★★
問題別の分析

(木材加工がテーマ 想像力を問われている)
平面・立体の図形に関する問題が多く出題。数値計算もあるため、図の完成形を正確にイメージする力が重要。知識で解く歴史の問題1問を除くと非常に難解な問題構成だった。5科目入試には出題されにくい作図に関する思考問題もあり、対策していない受験生は戸惑ったはず。「簡単に作図できない」問題をどのような視点から解くかがポイントになった問題と言える。木材を組み立てる文章から正確な空間的イメージを要求する問題も出され、図形に関する想像力を問われていた。

【問4】

解答に必要な力:知識不要 対応力が不可欠
知識力 ☆☆☆☆☆
読解力 ★☆☆☆☆
思考力 ★★★★★
問題別の分析

(提示されたルールの把握と処理 手の動かし方が重要)
本文は韻に関する内容だが、関係しているのは2問にとどまっている。残りは、それぞれ独立した問題だが、どちらも提示されたルールを基に手を動かしながら解くタイプであった。答えとなる候補を探す(イ)では、「仮に〇〇だとすると□□」という思考が必要であるため、とりあえず数字を入れながら手を動かしていく。対して(ウ)は、ゴールから逆算(今回はビー玉を出すというゴール)する思考が必要であるため、「〇〇になるためには□□にしなければならない」と考えながら手を動かしていく。どちらもルールを把握した上で手を動かしていく問題だが、考え方が少し異なっている。

【問5】

解答に必要な力:基礎の本質的な理解
知識力 ★★★☆☆
読解力 ★★★☆☆
思考力 ★★★★☆
問題別の分析

(山をテーマに理社中心の構成 複雑な計算問題は出題されず)
等高線や季節風、摩擦など基礎用語の本質的な理解を求める問題が多く出題された。特に、「摩擦力は重力による方向とは反対向きにかかること」、「それに伴う反作用ももう一方の物体にはたらいていること」など、摩擦力という基礎用語の徹底的な理解が要求された。ダムの水量に関するグラフを選ぶ問題も出題されたが、「下流へ流す量を制限すると、なるべく溜まった状態で放出する」という当たり前をグラフでも理解できることを問われており、文章の読解力ではなく、グラフの読み取り力を試されている。なお、複雑な計算を含む問題が出題されなかったため、例年より時間的余裕は生まれたことが予想される

【問6】

解答に必要な力:高い総合力
知識力 ★★★☆☆
読解力 ★★★★☆
思考力 ★★★★★
問題別の分析

(エジプトをテーマに多様なジャンルから出題 総合力が試される)
シャベスタンという冷却装置の仕組みを図から読み取る問題や、ヒエログリフの暗号解読、ピラミッドの影から太陽の高度を計算する問題など、一朝一夕では身につかない総合力が試されている。解法の糸口も見つからない受験生も多かったのではないでろうか。高校入試や特色検査の過去問を演習するだけでは正解までたどり着くことが困難であるため、日頃から様々なジャンルに興味を持っておくことが大事。ニュースや娯楽活動、学校生活など、日常に勉強の種は落ちている。常に「これはどのように考えれば解決するのか」という思考を巡らせることを意識していこう。

傾向と対策(基礎知識の理解と分析力の向上)

今年はイメージしにくい難解なテーマや計算などの純粋な数学の問題が少なく、本文とそれに付随するデータを読み解くような「読解力」を要求される問題が多かった。また、各科目の基礎用語をただ覚えるだけではなく、本質的な理解をしているかが試されていた。特色の対策として、普段の勉強に一工夫加えることが重要だ。例えば理科の実験問題の中で、回答には直接関係しないデータも存在していることがある。この数値やグラフの意味を、自分なりに考えることで分析力を高めてほしい。

今年は過去に出題された入試問題と類似の問題がいくつか見られた。過去問演習はもちろん重要だが、ただ単純に解くだけでなく、一つ一つの問題に対し時間をかけて様々な考え方・手法で取り組んでほしい。読解力重視の今年は時間がかかり非常に解きにくかった。おそらく平均点も下がると予想される。特色のテーマとして「正確な読解力」があることを意識して、受験生には日々の勉強に取り組んでほしい。

分析担当

国大Qゼミ川船智寛先生の写真川船先生

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