ロマネスコとフィボナッチ数列

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1、1、2、3、5、8、13、21、?

「?」は何でしょう。

一見ただの数学の規則性の問題に見えます.
しかし、これは「フィボナッチ数列」と呼ばれる特殊な数列です。

12~3世紀のイタリアの天才数学者フィボナッチが発見しました。
そのため、この名がつけられています。

規則としては「直前の数字を足す」というシンプルなものです。
(よって、上の問題の答えは「34」)

この数列が特殊なのは「自然界の様々な場面で発見できる」点です。

樹木の葉のつき方。花びらの枚数。ひまわりの種のつき方。
松ぼっくりの鱗片。オウム貝の巻き方など枚挙に暇がありません。

ひまわりを例にすると、その種は螺旋状に並んでいます。
その列の数は数える方向により「21」「34」「55」「89」です。
松ぼっくりも同様です。

樹木の葉は、茎のねじれの回数と葉のつき方がフィボナッチ数列に従っています。

フィボナッチ数列を始めて知った時、とても怖かったのを覚えています。
「自然界が、実は何者かの手によって緻密に計算されて出来ているとしたら」なんて考えたものです。

先日、スーパーに買い物に行きました。
すると、野菜コーナーにヘンテコなものを見つけました。
「ロマネスコ」って知ってますか?

皆さんが大好きなカリフラワーの仲間らしいのですが
(だったらカリフラワーでいいけど)

その形状が異様過ぎるのです。

フィボナッチ数列に従っているか、その螺旋数を数えてみたところ「13」でした。
(買いませんでしたけど)

いつも見ている「何でもないようなもの」にも、特別な秘密があるものです。

皆さんも、いろいろと観察してみるとおもしろいですよ。

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