社会ができるようになる!中学受験勉強法5

富士山

受験までに特に覚えておきたいポイント

よく出るポイント、覚えにくいポイントを歴史・地理・公民各分野それぞれについてまとめました。

1. 歴史の覚えにくいポイント

江戸の三大改革

江戸時代には3度大きな改革が行われました。
区別がつきにくく、これが覚えにくい傾向です。

なぜなら、内容が人間ドラマのある歴史的事件ではなく、イメージしにくい政治政策や制度だからです。

例えば、

「上米の制」は、享保の改革、寛政の改革、天保の改革のうち、どの改革のときに行われたものか。

こういった問題が出題されます。
似通ったものが3つ以上あると、整理しておかないとごちゃごちゃしてきます。
必要なときに引き出しから違うものを間違って取ってしまいます。

ですから、まず改革を時代順に覚えることと改革を行った政権担当者を結びつけられることが最低限度必要な知識です。
そして、次は改革の内容を具体的に整理して覚えます。

年号で覚えていくことも、もちろん大事ですが、どのような背景があって、その出来事が起こったかを知っておきましょう。
そうでないと年代整序問題には対応できません。

享保の改革(徳川吉宗)

  • 上米の制
  • 年貢の割合を五公五民に変更
  • 目安箱
  • 公事方御定書
  • 新田開発
寛政の改革(松平定信)

  • 寛政異学の禁
  • 囲米
  • 棄捐令(きえんれい)
天保の改革(水野忠邦)

  • 上知令
  • 株仲間の解散
  • 人返し令

それぞれの政策がどんな内容かを記述式の問題では、内容を書かせたりもします。
最後に語呂合わせの暗記法を紹介します。

江戸三大改革

今日、寒 天 食べよう! よし! 松に 水やろう!
享保 寛政 天保 徳川吉宗 松平定信 水野忠邦

2. 地理の覚えにくいポイント

工業地帯・工業地域の分布

地理で覚えにくい単元は、日本の工業地帯、工業地域です。

複数の工業地帯、地域がありますが、それを出荷額のグラフを見てどこかがわかるようにします。
イメージがわきにくいにもかかわらず、複数同じようなものを覚える必要があるため、どのグラフがどこのものか記憶が曖昧になりやすい傾向です。

グラフと照らし合わせて、中京工業地帯は自動車工業が中心で、自動車は1台何百万もする単価の高い商品のため、おのずと出荷額も全国で1位になるだとか、京浜工業地帯は首都圏にあるので、出版印刷の割合が高いとか、それぞれの特色を目印に覚えていきましょう。

記述式問題ではグラフの特徴を書かせる問題が出ます。

ここでも語呂合わせを紹介します。

工業地帯・工業地域の種類の覚え方 ※出荷額順

ちゅうと はんぱな 背 関 係、 とうとう よう 来た 工業地域
中京 阪神 瀬戸内 関東内陸 京浜 東海 京葉 北九州

3. 公民の覚えにくいポイント

日本国憲法

日本国憲法は同じような名称がたくさんあって、かつ具体性がなく抽象的な言葉ばかりでイメージが浮かびにくく覚えるのが大変です。

「権」とつく言葉をざっとあげてもこんなにたくさんあり、それぞれどんなものか知っている必要があります。

自由権、平等権、社会権、参政権、請求権、環境権、選挙権、被選挙権、生存権、勤労権、団結権、団体交渉権、団体行動権、先議権、行政権、違憲立法審査権、立法権、司法権、労働三権

また、そのなかでも自由権はさらにたくさんあり、それぞれどのようなものかを知っている必要があります。

身体の自由、精神の自由、経済活動の自由、職業選択の自由、財産の自由、居住移転の自由、思想良心の自由、信教の自由、集会・結社の自由、表現の自由

受験勉強の社会科の目的は、社会科で満点を取ることではありません。
志望校の入試に合格することです。

他の科目との兼ね合いを見て社会科の勉強時間を取りましょう。
いくら社会ができるようになっても、他の教科の勉強をおろそかにしては目的の達成は成りません。

また、この考えで社会科の中も点検してください。
歴史が好きで歴史だけは良くできるだけではいけません。

志望校の問題には公民が出題されているのに、公民の勉強は苦手意識からあまり手をつけていないようでは合格にはつながりません。
まんべんなく勉強していることが結局は重要です。

ここだけは受験までに特に覚えておこうという観点は、逆にここだけしっかりやっておけば良いのだと視野を狭くしてしまう結果につながります。
ひときわ覚えにくい単元が今回取り上げたような箇所です。

誰もが覚えにくいため難問と言われますし、出来不出来が大きいので、頻出問題として扱われます。
注意を必要とする単元のため確認しましたが、ここで取り上げた単元だけでなく、すべてをまんべんなく、勉強することが社会科という科目だと覚悟しましょう。

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