国語が苦手な小学生 特徴・おすすめ勉強法

本を読む小学生

算数の勉強は公式・解法をしっかり覚えていけば、確実に解答できるようになります。

理科や社会は単元ごとの知識を身につければ、着実に得点できます。

勉強した成果が目に見えて表れるのがこれらの科目の特徴です。

一方、国語は一朝一夕に成績があがる性質の科目ではありません。

文章読解といっても誰でも日本語は読み書きできるものでしょう?

それをなんで時間を割いてまでやる必要があるのだろう?

結局、文章理解はセンスや才能でしょう?

国語の勉強はやってもムダだから、算理社の勉強をやった方がよいでしょう?

このように思っている保護者の方も少なくないのです。

ただ、国語ができるようになるための方法は明確に存在します。

ですが、それらの方法を試したからといって、すぐにテスト結果がよくなるわけでないのが国語の難しいところです。

国語の勉強成果が表れるには確かに時間がかかります。

だからといって、放っておくのは得策ではありません。

ご存知のように国語はすべての教科の土台になる科目です。

急がば回れではありませんが、国語を制するものがすべての教科を制します。

ですから根気よく国語の勉強をしていくことをおすすめします。

今回はそんな国語の中学受験対策向け勉強法をご紹介します。

国語が苦手な小学生の3つの特徴


国語は嫌いではなく、むしろどちらかと言えば好きだけれど、テストではまったく得点できないというお子さまが多くいることを知っています。

最初はこうした国語が苦手な子どもたちがどんな子たちなのかを探っていくことで、国語という科目を知っていくことにしましょう。

まず、子どもたちが国語を苦手にしている理由をまとめてみます。

加えて、そんな子たちに対して保護者はどのように接すればよいのかをお伝えします。

1.文章の主題がわからない

国語ができる子とできない子の違いは、文章の話題・主題・テーマを読み取ることができるか、できないかです。

子どもたちに授業中、こんな指示をしてみます。

「今、読んだ文章がどんな内容だったか要点をまとめて話してみてください」

国語ができる子は、すらすら内容を語り始めます。

一方、苦手な子は言葉に詰まって黙ってしまいがちです。

これは単純にトレーニング量の差が原因です。

日頃から文章を読むとき、要点を一言でまとめる練習を積み重ねるとよいでしょう。

一言でまとめることを週間にすることで、読み込み方も変わってくるわけです。

2.活字から内容をイメージできる力がない

読解力は結局、活字から内容をイメージができるかどうかです。

国語が苦手な子どもは文脈の理解力がなく、言葉をあまり知りません。

以前、授業でこんなことがありました。

その日の文章は筆者が戦争体験をつづったものでした。

戦闘機が上空を飛びかう空襲の場面。

それを読んで、ある子が「楽しそう!」と言いました。

戦闘機が飛びかい、人々が盛んに動く様子に躍動感を感じたようですが、その場にいる人たちが楽しんでいるのか、恐怖しているのかという心情の理解までは読み取れていないのです。

これでは筆者の気持ちを読み取るような設問には正答できません。

文章は疑似体験です。

文章を通して疑似体験するためには文章構成を理解する精読力と、中身を読み取るための常識が必要です。

では、どのようにしたら精読力、常識が身につくのか?

その答えはやはり読書することなのです。

お子さまの好きなシリーズものを追いかけて読んでいくことも、読書好きになるために、お子さまに必要な大事な過程です。

保護者は少し幼稚な本じゃないかなと感じてしまうものですが、決してお子さまの読書欲に水を差すようなことはしないでください。

まずは読み切る達成感を体感していくことが大事なのです。

また、その一方で本というのは本来、自分の見方を広げるためのものです。

ですから、男子に「たまには女の子が主人公のものを読んでみたら?」とか、現代の作品を読んでいる子には「今とは違った時代の伝記を読んでみたらどう?」と読書の幅を広げるようなアドバイスをしてあげるのはよいでしょう。

食わず嫌いというのは何事にもあることです。
まずはさまざまなジャンルの本を読んでみるとよいでしょう。

3.客観的な思考力に乏しい

国語が苦手な子どもというのは客観的な思考力に乏しいところがあります。

主観的な見方だけで物事を判断する傾向が強いからです。

正解でない選択肢を自分と同じ考えだからという理由で選びがちなのがこのタイプです。

筆者や登場人物がどう考えているか、どう感じているかという客観的な視点を持たなければ、国語の成績が伸びていくことはありません。

客観的な視点を持つためのアドバイスとして「名監督になって、文章を読んでみよう」と子どもたちに授業中伝えることがあります。

全体を見渡す視点を持ちながら、文章に接することが重要だからです。

このような視点に立つことができるかどうか。

つまりはどれだけ大人の視点が持てるかが試されているのです。

いわば、子どもがどれだけ大人の考え方を取り入れているかを測るのが国語です。

難問や頻出問題関係なく、国語の設問は結局、普段の生活で人の話をちゃんと聞けているか。

人に質問されたとき、相手に伝わりやすいように答えられるか。

このようなコミュニケーション力、いわば大人の社会で一番必要とされている力が試されているのが国語です。

日ごろ子どもたちと話しているとき、例えば「転入生と仲良くなれたとき、どんな気持ちになったの?」

「金メダリストがかっこいいと思ったのはなぜ?」と、こんな質問をしてみています。

「どのような?」「なぜ?」といった具体・理由を説明する小さな会話の積み重ね。

この会話の中で子どもたちのコミュニケーション力がはぐくまれていくからです。

ご家庭で「うん」「わかった」だけの会話になっていませんか。

国語の結果はコミュニケーションの蓄積結果なのです。

読解力をつける勉強法


国語が苦手な子の特徴をあげましたが、もしお子さまがあてはまるところがあった場合は、ぜひ次に紹介する勉強法を試してみてください。

国語の勉強は一朝一夕ではなく、なかなか効果が表れるまでに時間がかかるものですが、

そういう意味では根気よく習慣化する方法を今回はご紹介しています。

1.読書をする

「本を読むことは良いことだから、子どもに読書習慣をつけさせたい!」

保護者の切実な悩みとして、こう伺うことがよくあります。

頭ごなしにお子さまに「本を読みなさい!」と言って、読書を強制するのも違うだろうと考えていらっしゃることでしょう。

次のようなことから、まずは「読書は面白いんだなあ」と、お子さまに気づかせる作戦はいかがでしょうか。

1 本を手に取れる環境を与えてあげる
2 本の読み聞かせをしてあげる
3 親が楽しんで読書している姿を見せてあげる

読書をすると語彙力・論理的思考力・情緒力が身につきます。

これらの能力は全教科に通じる学力の土台なのです。

読書はどんなスポーツでも必要な走力・持久力と同じようなもので、勉強するための基礎体力なのです。

これまでの中学入試では文章内容の確認を行う形式の設問がほとんどでした。
しかし、今後は自分の意見を文章で表現する力が問われる設問が加わっていきます。
今まで問われてきた精読力に加え、自分の意見をまとめる表現力が必要になってくるのです。

保護者が勉強したころより必要な学力要素が増えるわけです。
ですから早いうちに基礎体力である読書習慣をつけることがこれまでよりもなおさら大事なのです。

読書経験から得る知的好奇心を満たそうとする能動的な態度。
これが結局、自らの意見を主体的にまとめる土台にもなることでしょう。

受身的な勉強から能動的な勉強に変わって行く時代だからこそ、テクニックではなく、急がば回れで王道の読書が勉強法以前の段階で必要なのです。

2.マーカーでチェックする

国語の教科書や本を読むときは、片手にマーカーペンを持って線を引きながら、読むようにしましょう。

教科書をきれいなままにしておくのは国語ができない証拠を残しているようなもの。

考えながら読むとなると、書き込みは欠かせないのです。

そんな線を引くポイントですが、文学的文章なら、場面が変わるところ、登場人物の気持ちの変化が生じたところ。説明的文章でしたら、文章に何度も出てくる重要なキーワードや、「しかし」などの逆接の接続詞です。

また、自分が気に入ったところ、大事だと思ったところにも線を引いて読みましょう。

線を引いて読むようになると、先に示しました線を引くポイントと自分が大事だと思うところが、共通していることに気づくでしょう。

ここが、この勉強法のポイントです!

実はテストで問われるところと自分が面白いと思ったところは大抵同じです。

なぜなら筆者は読者の関心を引くため、文章の要点を先にあげたポイントとして書いているからです。

この方法は難解な文章を読むときにも発揮します。

また、線を引いて読んでいくことを教えられると、それまで、手を動かさず、ぼーっと文章をながめるだけで、文章がまったく頭に入っていかなかった子が、「書く」身体運動を取り入れることで読むことが行動に変わるからです。

3.短文を作成する

子どものころ、作文を書くのが苦手だったという保護者も多いことと思います。

作文をいきなり原稿用紙に書き始めようとした経験はありませんか。

1時間たっても手が動かず、原稿用紙がまっさらなままだったなんてことになりませんでしたか。

いきなり原稿用紙に文章を書こうというのは、スポーツにたとえると予備知識や練習なしに試合に出場するようなものです。

スポーツでも試合に出るまでに基礎体力をつけて、ボールの投げ方、シュートのしかたなど、ひとつひとつの動作をトレーニングして身につけなければ、試合運びはうまくなりませんね。

国語の勉強もまったく同じです。

記述力・表現力を身につけるためには長い文章を書こうとする前に、まずは短い文章をたくさん書く訓練をこなす必要があるのです。

わたしが指導している方法をここでご紹介しますが、授業で扱った文章から選んだ語句の意味調べをしてもらい、そのうえでその語句を使った短文作成をする宿題を出しています。

その宿題には添削をして返しています。

この宿題は単純な語彙確認ではなく、すでに読んだ文章の表現として、お子さまに実感をともなった語彙力を身につけるための良い方法です。

この方法のポイントですが、まず、書いた短文をほめて、とにかく、良いところを伸ばしていくことが第一です。

文章を書くことに対する抵抗感や自信のなさが書こうとしない理由の最たるものです。

ですから、まずは書くことに自信をつけてもらうことが重要です。

その後、「てにをは」を直したり、(よくあるのですが)主語がない文章には主語を書くように指導したり、より長い文章を書くために接続詞を使うように伝えたりしています。

このように指導していくと、子どもたちの中には、自分で文章を考えて書くことに楽しみを見つけ、ページいっぱいに文章を書いてくる子もいます。

このような短文作成のトレーニングをしておくと、いざ作文、意見文、記述問題を書こうといういわば試合のときに、白紙で提出することはほぼありません。

偏差値の高い学校ほど、記述問題が出題される傾向が高かったのですが、表現力を求められる今日、より書ける力を見る入試は広がっていくことでしょう。

その日のためにこつこつ取り組んでおきましょう。

4.模範解答を見直す

文章読解に取り組むときには、必ず時間をはかって行ってください。

時間内に初見の長文を読むことが、国語のテストに設けられたハードルなのです。

制限時間の中で、どれだけ自分が成果を出せるのか、肌感覚で覚えていきましょう。

書いた答案は模範解答・解説と比較して、時間内に模範解答に近づくためには、あとどれだけのプロセスが必要だったかを検証しましょう。

この方法は設問で何をどう答えればいいかという出題の意図、要点をつかむことがねらいです。

また、繰り返しこの方法を行う中で、国語の設問の傾向をつかめるようになります。

頻出問題とは、どのような傾向の文章なのか、どのような文章や問題を難問と感じるのかも明確になってきます。

しかし、お子さま一人で模範解答を見ながら、解説を読み込むことができれば良いですが、なかなか実際は難しいでしょう。

できれば、保護者が模範解答を見ていただいて、答案との相違点を伝えて、どうすれば模範解答に近づくのかを会話のコミュニケーションを通して、伝えてあげるのが良いでしょう。

このやり取りを通して、コミュニケーション力もはぐくまれます。

国語という科目は設問に応じた解答が答えられるかというコミュニケーション力が問われているわけですから一石二鳥の方法と言えます。

しかし、保護者が関わるのにも限界があるかもしれません。

そういう意味では、結局、コミュニケーションを通じて根気よく解き方を調整していく必要がある国語という科目はプロの先生に任せるのが妥当な選択肢と言えるわけです。

国語の問題集・参考書の選び方


お子さまの国語力アップのための参考書を買おうと、書店を訪れてみたものの、参考書の多さに戸惑い、とりあえず2、3冊手に取り、パラパラと中を見ただけで、結局なにも買わずに帰ってきたという経験はありませんか。

あるいは、とりあえず「読解力」や「国語力」などという文字が大きく書かれているものを選んで買い与えてみたが、お子さまの方では興味を示さず、三日どころか一日坊主で終わり、今、本棚には買ったばかりのきれいな参考書が静かに並び、背表紙の「読解力アップに!」の文字も空しく、哀しい状況に陥っていませんか。

そんな方必見の参考書、特に問題集の選び方のポイントをお伝えします。

1. 購入するとき、お子さまと一緒に行く

問題集を使うのは誰でしょうか。

お子さまです。

書店で一緒に現物を開き、お子さまが気に入るかどうかをまず確認しましょう。

「入試頻出!」「新傾向にも対応!」などという帯や表紙に目が行ってしまうのは無理もありません。

しかし大事なのはお子さま本人がどう感じるかです。

文字の大きさ、色使い、イラストの有無など、書かれている内容以前に、見やすさや、感覚的に気に入るかどうかをまずチェックしましょう。

また、本自体の大きさや手触りなども意外と影響します。

使う本人に直接持たせてみましょう。

「自分で選んだ」というモチベーションが取り組みを継続していく際に重要になってきます。

2. ページ数が少ないものを選ぶ

厚さや分量はお子さまのやる気に大きく影響します。

ページ数が少なければ、やる気が起きやすいですね。

入試頻出対策とか難問に挑戦!といった問題まで入っている、ページ数が多いものの方が「お得」と思う方もいらっしゃると思いますが、量の多さにやる気を削がれて、取り組む前に放置されたらむしろ損です。

まずは薄くて要点だけがまとまっているものでよいのです。

背表紙が1cmを超えたら厚いと思ってください。

3. たくさん手を出さず、1冊を仕上げる

3冊も4冊も買い込んでしまうパターンをときどき見かけます。

それは不安の裏返しかもしれません。

まずは1冊を精読するつもりで、やり遂げましょう。

もちろん、間違えた部分の考え直し、解き直しはしっかりやってください。

どの科目でも言えることですが、国語力はなぜ間違えたかを考え、理解することでつくチカラです。

それができれば、1冊解くだけで十分読解力の基礎は身につきます。

安心してください。

1冊解き終えたら大絶賛で必ず褒めましょう。

お子さまの成功体験として、大きな達成感と自信が湧いてきます。

そうなってから、次の1冊に進めばよいのです。


これが入試に出る国語読解ベスト10 (中学入試用出題ベスト10シリーズ 1)

4. 解答と問題が分かれているものを選ぶ

解答が問題と分かれていない冊子はマル付けをするときにストレスが溜まります。

算数・理科・社会であれば、合っているか間違っているかを確認するだけの場合が多く問題ありませんが、国語の場合、模範解答の文章を参照することが多いのです。

細かいことですが、一見、合本になっているものも、よく見ると仮止めしてあるだけで、切り離せるものも少なくありません。

購入する際にはよく確認しましょう。

また、よく言われることですが、解説が充実しているものを選ぶとよいです。

この部分については、親御さんが目を通し、理解しやすいかどうかを見てください。

解くのはお子さまですが、解説するのは保護者だったりしませんか。

5. 塾のテキストについて

塾に通わず、自宅学習で国語力アップを目指すというご家庭を想定して参考書の説明してまいりました。

塾に通う方、今通っている方は参考書・問題集の類は不要です。

なぜなら、その塾の審査を通ったテキストがあるからです。

まずは、とにかく、なによりも優先して塾のテキストに取り組むようにしてください。

国語で塾を選ぶときのポイント


どんな塾に通えば中学受験の国語の成績はよくなるの?

こんな悩みに対しても解説を書いてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

1.国語の指導にすぐれている塾とは?

国語の指導にすぐれている塾とはどんな塾でしょうか。

一言で要点を言えば、オリジナルの国語の指導法・教材を持っている塾です。

国語は言語学習です。

4技能の「聞く・話す・読む・書く」の伸長が目指される教科です。

このため、勉強の取り組み方は4技能の組み合わせ次第で無数です。

また、どの取り組み方がお子さまに合っているかも千差万別です。

このため、国語の勉強法は他の教科に見られないほど「○○先生の読解法」「○○式の精読法」「語彙力養成○○式」というように先生の名前や方法名がついた勉強法がたくさんあるのです。

しかし、ここに国語を勉強することの困難さもあります。

評判の先生や勉強法がたくさんあり過ぎて、どれが良いのかと悩みが尽きないのです。

実際、お子さまにとって今必要な勉強はどこに行けば教われるのだろうかと、真剣に考えれば考えるほど、わからなくなってしまうことでしょう。

そこで、国語を勉強するための塾選びのポイントのご紹介になります。

2.独自のプログラムを持っている塾

結論を先に言いますと、どの校舎に行っても高品質の授業が受けられるかどうかという観点で塾を見ていけばよいでしょう。

前述したように国語という教科はさまざまな指導法があり、それが授業の質の差にもつながります。

それを避けるためには個人ではなく塾全体として指導法を確立させる必要があるからです。それができている塾がよい塾だと言えます。

どの校舎に行っても同じ高品質の授業が受けられるからです。

指導法にとどまらず、教材までも独自に開発して、独自のプログラムを持っている塾ならなおよいでしょう。

また、そのような塾は国語の重要性がよくわかっている塾だとも言えます。

国語力の有無は、他の教科の理解度にも大きく影響する傾向があります。

そうしたことがわかっているからこそ、国語指導に重点を置き、独自のプログラムを開発しているはずです。

目の前の、今すぐ取れる1点を目指すだけでなく、子どもの将来を見すえた学力を考えてカリキュラムを組んでいます。

塾選びの際は、このようなことに注意をするとよいでしょう。

「国語の指導はどうなっていますか?」と聞くだけでもよいですが、やはり体験授業を受けてみることをおすすめします。

3.まとめ

中学受験の国語、おすすめの勉強法をここまで書いてきました。
最後に要点をまとめます。

1.国語が苦手な小学生の3つの特徴

① 要点がまとめられない=文章の話題・主題を読み取れない
② 語彙力がない=文脈を理解する力がなく、言葉を知らない
③ 客観的思考力に乏しい=主観的に物事を判断する傾向がある

2.読解力をつける勉強法

読書をする
① 本を手に取れる環境を与えてあげること。
② 読み聞かせをしてあげること。
③ 親が楽しんで読書している姿を見せてあげること。

マーカーのチェックする
(以下のような精読※理解のためのポイントに線を引く)
① 文学的文章なら、場面転換、気持ちの変化が生じたところに線を引く。
② 説明的文章なら、何度も出てくる重要なキーワードや、接続詞に線を引く。
③ 自分が気に入った箇所にも線を引く。
※精読とは、じっくりと文章を読み進めることを指します。

短文を作成する
まずは短い文章をたくさん書く練習をこなす。

3.国語の問題集・参考書の選び方

① お子さまと一緒に買いに行く。
② ページ数が少ないものを選ぶ。(入試頻出対策とか難問に挑戦!というものでないもの)
③ その1冊を仕上げる。
④ 解答と問題が分かれているものを選ぶ。

4.塾の選び方

塾オリジナルの国語指導法、授業スタイルがあるかどうかをチェック。

以上のように中学受験入試の国語の勉強は客観的に考える力を養う機会、読書習慣や語彙力を始めとして生涯役に立つ自学習の基礎を身につける機会、良質の文章にたくさん触れて成長できる機会、このようにとらえて
いただき、ぜひ、今後の国語力の伸長の参考にしてください。

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